強力打線を牽引する敦賀気比・大島×前川 プレーで見ている人たちを元気にしたい!
敦賀気比の中軸を担う大島正樹(左)と前川誠太。2年振りの聖地に向かう今の心境とは? 【撮影:沢井史】
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「地獄のスクワットティー」で下半身強化
厳しい冬のトレーニングの成果を実感する前川。一番しんどいメニューを笑いながら話してくれた 【撮影:沢井史】
大島 敦賀は他の地区よりは雪の量はましだったとは思いますが、雨が多くて曇りが多いので、グラウンドがなかなか乾かなくて外で練習ができないんです。今年は特別というより、雪が少なかった去年も外でほとんど練習できなかったので、毎年同じです。その分、今年も室内でしっかり体作りはやって来られたと思います。
――冬場の練習はどんな課題を持って取り組んできましたか?
大島 自分は体を大きくすることが課題でした。でも、実戦練習に入った3月からは確率にこだわって、試合に近い数字のことばかり考えてバットを振ってきました。秋に比べて体は大きくなりましたし、フリー打撃では飛距離が伸びてきたと感じています。
前川 冬は長打力を上げることを課題にやってきました。室内でのスイングや筋力トレーニングも結構やり込めたおかげで、実戦では長打が出るようになってきました。冬のトレーニングの成果が出ているなと思います。
――敦賀気比は、グラウンドが使えない冬場は室内にこもっての体作りなど、基礎的な練習をするのが恒例ですが、一番きついメニューは?
前川 いろんなメニューがありますが、自分が一番しんどいと思うのはスクワットティーです(スクワットの後、ティー打撃でバットを振るメニュー)。10球を10セットでやるんですが、その後に連続ティーもするんです。冬場は毎日やっているメニューですが、これはかなりきついです。練習でこのメニューをする前に「あー、今日もか……」って、毎日ため息をついていました。でも、実戦練習が続いている今、下半身が強くなったように思います。
大島 スクワットティーは本当にきついです(苦笑)。冬は特に、動き回るよりこういう反復練習が多いので、かなり追い込まれます。2月末からは少しずつ実戦練習が増えてきましたが、外で練習できるのはやっぱりいいなと思いました。
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