佐藤悠基の記憶に残る箱根駅伝の名選手「期待に応え続けた大エースといえば…」

和田悟志
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ユーザーの選ぶ名選手ランキングでは3位に入った佐藤。名ランナーが選ぶ、記憶に残る選手とは? 【写真提供:SGホールディングス】

 2006年(第82回)〜08年(第84回)の箱根駅伝で3年連続区間新記録をマーク。09年(第85回)は3区で圧巻の13人抜きを見せた佐藤悠基選手(東海大→日清食品グループ→SGホールディングス)。鮮烈な走りでファンをくぎ付けにした彼に、記憶に残る箱根駅伝の名選手を聞いた。記憶に残る箱根駅伝・名選手ランキングでは3位に入った名ランナーは、どの選手について語るのか?

フォームにもスター性を感じた渡辺康幸

――佐藤選手の記憶に残る箱根ランナーは誰ですか?

 箱根駅伝のスーパースターと言ったら、やっぱり早稲田大の渡辺康幸さんですね。昔はそんなに箱根駅伝に興味はなくて、ちゃんと通して見たのは高校3年生の時が初めてでした。でも、子どもの頃から、正月はテレビで箱根駅伝が流れていて、その中で(渡辺)康幸さんのあの軽やかな走りは、他の選手とは明らかに違って見えました。「第何回大会の、あの走りが印象に残っている」というのではなく、康幸さんの走っている姿自体が頭の中に残るくらい刷り込まれています。そんな風に記憶に残る選手って少ないですよね。

――軽やかな走りにごぼう抜きと、確かにインパクトがありました。渡辺康幸さんの走りで、何か参考にしたことはありますか?

 康幸さんの腰高で軽やかな走りは、真似しようと思っても、なかなかできることではありませんよ。康幸さんはフォームにもスター性を感じたし、早稲田のエースとして期待されながらも結果を残し続けてきたんですから、やはりスターだったんだなって思います。

――佐藤選手のイメージするエース像は?
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著者プロフィール

1980年、福島県出身。大学在学中から箱根駅伝のテレビ中継に選手情報というポジションで携わる。その後、出版社勤務を経てフリーランスに。陸上競技やDOスポーツとしてのランニングを中心に取材・執筆をしている。

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