レアルの将来を背負う新世代ドリブラー ヴィニシウスにその資格、覚悟はあるか
レアル・マドリーの将来を背負う逸材と期待されるヴィニシウス。ロングインタビューに応じてくれた 【Getty Images】
レアル・マドリーでプレーすることの意味、クラシコ、マドリーダービー、そしてライバルや自身について、たっぷりと語ってくれた。
ジダン監督からの期待はとても光栄
僕はゴール数を目標としていない。主な目標はすべての試合において、レアル・マドリードに貢献したいということだ。前のシーズンよりも多くの得点とアシストをしたいという気持ちで各シーズンやっている。今シーズンは個人的にとても良いスタートを切ることができた。その調子を続けて、偉大なメンバーのひとりとなれるようにチームに貢献していきたい。
――今シーズン、ここまで3ゴールを記録しています。そのうち1得点は第5節・レバンテ戦のゴラッソでした。シュートが上達していると言われていますが、自分でもそう思いますか?
そうだね。僕は日々良くなっている。今は20歳で、18歳のときにここへ来た。僕がここに来てからの最も重要な目標は成長していくこと。練習をして、チームに貢献するために進化することだ。チームメートは僕をとてもよく助けてくれる。だから、今とここへやって来たときを比べても、とても良くなっている。戦術的な理解も、また得点力も、すべてにおいて良くなっていると思う。
――シュートの精度を上げるために特別な練習をしているのですか? カリム・ベンゼマやジネディーヌ・ジダン監督からのアドバイスは?
アドバイスはすべての選手から受けている。でも、ジダン監督の下でたくさん練習していることが大きいね。通常練習が終わった後も、僕はうまくなるために練習をしている。
――ジダン監督から言われた言葉で、特にあなたの中に残っている言葉はありますか?
「マドリーの将来のためにも成長しなければならない」って言われたよ。それはとても光栄なことだ。僕はさらに成長していかなければいけないし、現在もそして将来もチームに貢献できるようにならなければいけないんだ。
――ジダン監督から将来のレアル・マドリードを背負うことを期待されているのは、とても光栄ですね。
ああ、とても誇りに感じているし、その言葉を聞いてとてもうれしかった。ジダン監督はいつも僕に、そしてロドリゴに、フェデ(フェデリコ・バルベルデ)に、若い選手にそう話しているよ。
――つまり、ジダン監督は若い選手の面倒をよく見ているのですね。
そう、いつも「成長しなければいけない」ってね。そう言ってもらえることは、僕らにとっても素晴らしいことだ。僕は18歳でクラブに加わったけれど、世界最高の選手たちと、そしてジダン監督という世界最高の監督と一緒にやれることは、僕らにとってとても光栄なことなんだ。
クラシコでの得点は最も重要なゴール
2019-20シーズン3月のクラシコではゴールをマーク。貴重な先制点を挙げ、チームを勝利に導いた 【Getty Images】
トニー(・クロース)からのパスだった。トニーはとても高い技術を持っていて、いつも彼からの何かを待っていた。あのパスは練習でもよくやっていたものだったんだ。試合でも同じようにプレーできて、僕は得点することができた。
――手でサインを出すことは練習からやっていた、ということですね。
そう、すでにテストしていたんだ。トニーは常に『前に行け』と言う。ふさわしい瞬間にパスを出してくれたんだ。
――クロースのパス成功率は90%以上を記録しています。彼のようなチームメートがいることをどう感じていますか?
トニーのような選手と一緒にプレーできるのはとても光栄だ。常に僕らのために試合をコントロールしてくれる。彼のテンポが上がれば、チームがテンポアップする。逆に、より時間をかける必要があるときは、それを意識してやってくれる偉大な選手だ。彼が長い間、僕らと一緒に戦ってくれることを願っている。
――クラシコで初めてゴールを決めたとき、どのような気持ちでしたか?
とてもうれしかったよ。僕の夢が実現したんだから、とてもうれしかった。この得点は僕のキャリアの中でも最も重要な得点のひとつになるはずだ。
――これまでのキャリアの中で最も重要なゴールと言えますか?
今のところはね。僕はまだこれから先、たくさんプレーしていくだろうから、これが最高の得点になるかどうかは分からないけどね。
――では、今シーズンも10月にクラシコが行われ、レアル・マドリーが3-1で勝利しました。その試合については?
不思議な試合だったね。なぜなら観客もいなかったし。試合に集中するだけだった。観客のいないスタジアムで戦うクラシコはとても珍しいものだった。観客なしのクラシコはまったく異なったものだった。でも僕らは、とても良いサッカーをして、試合をコントロールできた。
――思っていたよりも簡単でしたか?
簡単ではなかったけれど、ビッグゲームとしては集中できた。この試合に向けて1週間とても良い準備ができた。良い試合の入り方ができたし、試合をコントロールすることができた。
――マドリディスタとしてクラシコを戦うことは、とても誇りに感じることだと思います。あなたにとって、“マドリディスモ”とは何でしょうか?
“マドリディスモ”はたくさんの意味がある。僕は小さい頃からマドリディスタであったし、マドリーの選手をいつも見ていた。ジダン、ロナウド、クリスティアーノ・ロナウド。そして、セルヒオ・ラモス、マルセロといった今でもプレーしている選手を追いかけてきた。今、僕はここでプレーしているから、喜びをファンに与えたいんだ。