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セ・前半戦MVPをみんなで決めてみた
10連勝男・菅野が投手部門の筆頭

野手は岡本、佐野、堂林がトップ3

セ・リーグ野手でファンの支持を最も集めたのは、巨人の4番・岡本(写真右)だった
セ・リーグ野手でファンの支持を最も集めたのは、巨人の4番・岡本(写真右)だった【写真は共同】

 さて、ここからはセ・リーグ打者編のおさらいである。前半戦のチーム成績、それに対する各選手の貢献度と見比べると、順当な結果といえよう。


 1位の岡本和真は首位・巨人の4番打者。本塁打もリーグトップを争うが、本人は何より打点にこだわっているそうだ。今季は7月30日のDeNA戦で自身初の東京ドーム看板直撃弾も放った。プロ野球選手は電車にあまり縁がなさそうなのになと思っていたら、JR東日本からの記念品は、「びゅう商品券100万円分」。良かったですね。


 2位・佐野恵太(DeNA)、3位・堂林翔太(広島)の2人は、前半戦の存在感だけなら岡本を超えていただろう。佐野は昨季までレギュラー争いの真っ只中にいた選手。筒香嘉智(レイズ)退団後の4番兼キャプテンに抜てきされ、見事ラミレス監督の期待に応えた。「立場が人をつくる」をこれほど体現した人も、いないのではないか。一方の堂林は、過去のブレイクからはや6年超。昨季は、二軍にいた時間のほうが長かった選手である。1月の自主トレで、年下の鈴木誠也(広島/本ランキング5位)にアドバイスを仰いだそうで、7月下旬まで4割をキープしていた。このまま3割越えを記録すれば、カムバック賞も夢ではないかも。


 4位・村上宗隆(ヤクルト)は年々進化を続ける、20歳の4番打者。打席での眼光鋭い佇(たたず)まいに対し、ベンチで喜ぶ様子やお立ち台の選手に水をかける姿は、やはり20歳だなあと思わせてくれる。そのギャップも必見だ。

サンズはキャンプ時と立場が変わる

阪神・サンズは当初ボーアの陰に隠れていたが、徐々に存在感を増している
阪神・サンズは当初ボーアの陰に隠れていたが、徐々に存在感を増している【写真は共同】

 サンズ(阪神)は5位・鈴木に得票率わずか0.02%差の6位だった。8月の月間本塁打6本はリーグトップタイで、ついにエアーハイタッチ『ハッピーハンズ』のグッズが発売された。他球団ファンからしたら、何か危険な念を送られていそうなポーズだが、本人も商品化には大喜び。キャンプ中は同じ新外国人選手でもMLB92発男・ボーアにメディアが集中し、「ボクはいいの?」と寂し気につぶやいていたという。後半も頑張って、また新たなグッズを出してもらってほしい。


 ところで中日からは打撃編に3選手(ビシエド、高橋周平、大島洋平)がノミネートされたが、実は前半戦、昨年までの“強竜打線”はなりを潜め、チーム打率はリーグ最下位だった。もっとも「代打・三ツ間卓也」はそのせいではないのだろうが……。


 首位・巨人の独走を他5球団が阻止できるか。平良のようなニューヒーロー、あるいは堂林に次ぐ新たな復活劇が見られるか。秋まで続く、後半戦の戦いに注目したい。

前田恵

1963年、兵庫県神戸市生まれ。上智大学在学中の85、86年、川崎球場でグラウンドガールを務める。卒業後、ベースボール・マガジン社で野球誌編集記者。91年シーズン限りで退社し、フリーライターに。野球、サッカーなど各種スポーツのほか、旅行、教育、犬関係も執筆。著書に『母たちのプロ野球』(中央公論新社)、『野球酒場』(ベースボール・マガジン社)ほか。編集協力に野村克也著『野村克也からの手紙』(ベースボール・マガジン社)ほか。豪州プロ野球リーグABLの取材歴は20年を超え、昨季よりABL公認でABL Japan公式サイト(http://abl-japan.com)を運営中。

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