みんなで選ぶ!2020プロ野球前半戦MVP

セ・リーグ編

 みんなで選ぶ「2020プロ野球前半戦MVP」。今シーズンも後半戦に突入しましたが、前半戦のMVPにふさわしいと思う選手をセ・パ両リーグの投手・野手計4項目から選んで投票してもらいました。

 今回はセ・リーグ野手編。活躍を見せる選手たちの中から1位に輝いた選手は!?

順位 選手名 得票率
1 岡本和真(巨人) 35.86%
2 佐野恵太(横浜DeNA) 14.14%
3 堂林翔太(広島) 12.92%
4 村上宗隆(東京ヤクルト) 11.17%
5 鈴木誠也(広島) 4.81%
6 サンズ(阪神) 4.79%
7 梅野隆太郎(阪神) 3.05%
8 大島洋平(中日) 2.07%
9 ビシエド(中日) 1.98%
10 青木宣親(東京ヤクルト) 1.40%

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解説

巨人の若き4番として十二分な働きを見せる岡本(写真右)【写真は共同】

「みんなで選ぶ!2020プロ野球前半戦MVP」4部門中、首位と2位の差が最も少なかったのがこのセ・リーグ野手部門だった。上位入選選手を見ると、確かに順当な結果であり、また票がある程度割れたことにも納得できよう。

 1位・岡本和真は首位を走る巨人の、第89代4番打者。9月8日時点でホームラン、打点ともリーグトップに付けている。勝負強さは抜群で、「4番である自分の成績が、チームの勝敗を左右する」との自覚を胸に戦う、頼もしき4番打者だ。そもそも、誰かが4番に就くたび「第○代4番打者」と表記されるなど、巨人だけではないか。弱冠24歳でその称号を受け、飄々と打席に立って仕事する(ように見える)など、まさに「あっぱれ」である。

 2位・佐野恵太(横浜DeNA)は、今季からチームの4番兼キャプテンに任命された。昨季までレギュラーの座も確実でなかった選手が、名実ともにチームの中心選手だった筒香嘉智(レイズ)のあとを継ぐのだから、並大抵のプレッシャーではなかっただろう。シーズン序盤を乗り越え、肩の力が抜けてからは成績も上昇。“4番”の働きで、チームも上昇気流に乗せた。

 3位・堂林翔太(広島)は特に前半戦、“時の人”だった。7月24日まで打率4割台をキープ。かつて3年連続オールスターゲームに出場し、『鯉のプリンス』と呼ばれた男が、再ブレイクを果たしたのだ。今季も通常運転で4番の役割を果たす5位・鈴木誠也とともに、リーグ1、2を争う打撃陣をけん引する。

 4位・村上宗隆(東京ヤクルト)は、ご存じ20歳の4番打者。昨季全試合に出場、リーグ3位の36本塁打をたたき出し新人王、と既にブレイク済みだが、今季はさらに進化した。昨季規定打席最下位だった打率が、今季は首位打者を争う急上昇ぶり。6、7月はリーグの月間MVPも受賞した。他球団ファンにもどこか愛され、侍ジャパンの4番が期待される逸材である。

 6位、7位は阪神勢からサンズ、梅野隆太郎の2人。開幕前後はメジャー通算92発男・ボーアの話題一色で、同じ新外国人選手でもサンズのサの字も聞こえてこなかった。開幕2軍だったサンズが日本の野球に慣れて昇格した後、得点圏打率リーグ1位に躍り出て、8月の月間6本塁打はリーグトップタイ。4番に収まったのだから、そりゃあ阪神一の得票率も納得だ。梅野は改めて「打てる捕手っていいよね」とアピールしたかに見えたが、投手との相性を見られたか、スタメン落ちの試合も。

 8位・大島洋平、9位・ビシエドの中日勢は、チーム打率がリーグ最下位付近をさまよう打線にあって奮闘中。10位・青木宣親(ヤクルト)は38歳とは思えない、安定の活躍ぶり。盗塁こそないが、走塁も守備もなお若々しく軽快だ。同じ38歳、今季見事に復活した中島宏之(巨人)は11位。あとちょっとでトップ10入り、惜しかった!!

(文:前田恵)

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