セ・リーグ各球団の週間MVPは? 坂本が2度の猛打賞、山田は2発7打点

ベースボール・タイムズ

セ・リーグ各球団の週間MVPは? 【写真は共同】

 2020年のプロ野球シーズン・第11週(8月24日から8月30日まで)における各球団の週間MVPをスポーツナビが選出する。
巨人:坂本勇人

 ヤクルトに3連勝の後、中日にも勝ち越し、5勝1敗で首位の座をがっちり固めた先週の巨人。快進撃の原動力となったのが、今季はそろって不振だった坂本、丸の復調だ。いずれも週間打率は4割を超え、打点もきっ抗しているが、両部門でいずれもわずかながら上回り、さらに6試合全てで安打を記録した坂本を選出する。8月中旬から1番が定位置になりつつある坂本は、週明けの8月25日のヤクルト戦では本塁打を含む3安打2得点の活躍で、前週末に今季初の同一カード3連敗を喫した不穏な空気を一掃。8月29日の中日戦では、今季チームが苦戦していたロドリゲスから勝ち越し打を放ち、30日もこの週二度目の猛打賞で7試合連続安打と完全復調をアピールした。

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DeNA:国吉佑樹

 地元に戻っての6連戦で広島、ヤクルトにいずれも勝ち越し、4勝2敗で貯金を3に増やしたDeNA。連日猛暑が続く野外の球場で、国吉が3連投を含む4試合の登板で1勝2ホールド、失点ゼロと獅子奮迅(ししふんじん)の働きを見せた。広島との3連戦では負け試合を含めて3試合全てに登板し、8月25日は6回から2番手、27日は8回にクローザーの三嶋につなぐセットアッパーとして勝利に貢献した。圧巻だったのが29日のヤクルト戦で、1点ビハインドの5回に2番手として登板し、三者三振の快投を見せると、その裏には先頭打者として中前打を放ち、この回一挙5点の逆転劇の口火を切った。6回途中で降板したが、4つのアウトは全て三振で、自身3勝目をマークした。

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阪神:岩貞祐太

 甲子園で中日に3連勝し、敵地のマツダスタジアムでも広島に2勝1敗と勝ち越して貯金1となり、3位に浮上した先週の阪神。4試合登板で無失点、広島戦では2試合連続で勝利投手となった岩貞の活躍が光った。今季は先発でスタートした岩貞だが、勝ち星が伸びず8月中旬から中継ぎに配置転換。先週の4試合は4回1/3を投げて被安打0、許した走者は四球の1人のみと文句なしの内容だった。3連投となった広島3連戦では、29日に4回2死で降板した藤浪の後を受け、満塁のピンチをしのぐなど1回1/3を投げて勝利投手となった。30日は同点の9回に登板し、1イニングを無失点に抑えると、延長10回に大山が勝ち越し打を放って2試合連続の白星を挙げた。

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著者プロフィール

プロ野球の”いま”を伝える野球専門誌。年4回『季刊ベースボール・タイムズ』を発行し、現在は『vol.41 2019冬号』が絶賛発売中。毎年2月に増刊号として発行される選手名鑑『プロ野球プレイヤーズファイル』も好評。今年もさらにスケールアップした内容で発行を予定している。

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