セ・リーグ各球団の週間MVPは? 坂本が2度の猛打賞、山田は2発7打点

ベースボール・タイムズ

中日・阿部は8月28日の巨人戦で、3安打2打点の活躍を見せた 【写真は共同】

中日:阿部寿樹

 8月上旬から5カード連続勝ち越しと好調だったが、先週は1勝5敗と急ブレーキがかかった中日。先週、唯一の勝利となった8月28日の巨人戦で、3安打2打点の活躍を見せたのが阿部だ。1敗でもすれば自力優勝が消滅する危機で迎えた巨人3連戦の初戦。阿部は2回の第1打席で安打を放つと、3点ビハインドの6回には無死1塁から二塁打でチャンスを広げ、この回一挙3点の同点劇を演出した。さらに7回1死1、2塁のチャンスでは、右中間を破る勝ち越しの2点二塁打を放ち、これが決勝打になった。阿部の猛打賞は7月18日以来、今季三度目で、決勝打は今季4度目となり、ビシエドと並ぶチーム最多となった。

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広島:松山竜平

 首位の巨人に同一カード3連勝で上昇ムードと思われたが、先週はDeNA、阪神に負け越して2勝4敗と調子の波に乗れなかった広島。開幕から好調をキープしていた西川の離脱など厳しい状況の攻撃陣で、5番打者として存在感を発揮しているのが松山だ。松山は先週の6試合全てで安打を放ち、7試合連続安打を継続中。8月26日のDeNA戦では4回に先制の2点タイムリーを放ち、同点に追いつかれた直後の6回には決勝点となる2打席連続の適時打でチームを勝利に導いた。DeNA3連戦では全ての試合で打点をマークするなど、先週の6試合は22打数9安打で打率.409。本塁打はゼロだったが、8打点と4番の鈴木誠也の後を打つポイントゲッターとして相手投手にとって脅威となった。

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ヤクルト:山田哲人

 5連敗の後、日曜日のDeNA戦に勝利して、なんとか全敗は免れた先週のヤクルト。自身3連勝を記録した小川を大量援護したのが山田のバットだった。上位2チームとの6連戦で、2カード連続の同一カード3連敗の危機となった30日のDeNA戦。初回に1死1塁から二塁打を放って先制点につなげた山田は、続く2回には2死満塁からライトスタンドへグランドスラムを放ってDeNA先発の阪口をKOした。7回には貴重なダメ押し点となるタイムリーを放つなど、4安打5打点の大活躍だった。先週の6試合全てで安打を記録し、25打数11安打で週間打率は.440。シーズン打率も先週頭までの.230から.263と急上昇している。

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著者プロフィール

プロ野球の”いま”を伝える野球専門誌。年4回『季刊ベースボール・タイムズ』を発行し、現在は『vol.41 2019冬号』が絶賛発売中。毎年2月に増刊号として発行される選手名鑑『プロ野球プレイヤーズファイル』も好評。今年もさらにスケールアップした内容で発行を予定している。

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