新庄剛志が「バッティング」を語る 打撃フォームの改造は試行錯誤の連続
第10回 新庄野球塾6――打撃編
ファンからはバッティングについて聞かれることも多いという新庄さん。バッティングはどう考えていたのか? 【写真は共同】
だってぼくは、世界一の守備のスペシャリスト。守備のことなら、伝えたいことがいくらでも出てくる。
でも、たまにフォロワーから「バッティングについても教えてください」「どうしたらホームランが打てますか?」なんて質問が届く。
バッティングか……。いつでもどこでも2割5分だったぼくに、教えられることってあるかなあ……。
例えばタイトルをたくさん獲ったすごいバッターがいて、その人は腰をほとんどひねらず、上体だけで打球を飛ばす。まったく力感がないフォーム。名人芸のようなバッティングだった。
試合で、その人のバッティングを見るたびに、ぼくは「うまいなあ。あんなふうに打てたらいいなあ」と感心していた。
実際に、試したこともある。
全身の力を抜いて、上体だけの力で軽くボールをミートする。
やってみると意外にもすぐにマスターできて、「これ、試合でも使えるんじゃないか」と思った。実際に、試合でやってみたところ感触がいい。
「よーし、しばらくはこれでいってみるか!」
おもしろいようにヒットが打てる気がしたんだ。
でも、すぐにおかしくなった。
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