コンビニ弁当、本当に体に悪いの?内科医に聞いてみた

MELOS -メロス-
「コンビニ弁当は体に悪い」と言われますが、毎日食べなければ大丈夫なのでしょうか。それともたまにでも健康にデメリットがあるのでしょうか。

栄養面や添加物の目線から、医療法人愛晋会中江病院 内視鏡治療センターの中路幸之助先生に聞いてみました。

コンビニ弁当はそんなに体に悪いの?

中路先生:コンビニで売られているお弁当そのものが体に悪いと思われがちですが、体に悪いとは言い切れません。

「バランスのとれた健康的な食事」を求めているのであれば、選ぶものや食べる頻度によっては健康的でない場合もあります。

【MELOS】

コンビニ弁当を食べるデメリットとして考えられるのは「塩分や脂肪分が多い・カロリー過多になりやすい・栄養バランスが偏っている」の3つです。

塩分や脂肪分が多い
塩分や脂肪分が多いことで血圧の上昇や肥満、心疾患などのリスクが高まる可能性も考えられます。味付けの濃いものや揚げ物が多いお弁当は注意が必要です。

カロリー過多
揚げ物や炭水化物の量が多いものを頻繁に食べていると、肥満や生活習慣病のリスクが増加する可能性があります。

栄養バランスの偏り
とくに食物繊維や野菜が不足していることが多く、ビタミンやミネラルが十分に摂れないことも。

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「食品添加物が健康に悪い」説はどうなの?

中路先生:コンビニ弁当には保存料などの添加物が使われていますが、少量であれば体に入っても問題ないと考えられています。

添加物や保存料は国の基準に基づき、安全性が確認された量で使用されています。短期的な摂取であれば体に害を及ぼすリスクは低いでしょう。

添加物の中には体の代謝や解毒作用に負担をかけることが指摘されているものもありますが、これは大量摂取や長期接種した場合です。そのため、コンビニ弁当1つを単体で見たときに使用されている添加物の量では、体に害を及ぼすリスクは低いと考えられます。
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