セ・リーグ各球団の週間MVPは? 阪神・梅野が8打点、中日・梅津は圧巻投球
中日・梅津は2日のヤクルト戦で、計10イニングを無失点9奪三振と圧巻のピッチングを披露 【写真は共同】
2勝3敗1分けと苦しんだ先週の阪神の中で、女房役の梅野が勝負強いバッティングを見せた。7月28日のヤクルト戦で2安打2打点をマークすると、29日は2打数無安打、30日は3打数1安打と大人しかったが、続くDeNAとの3連戦では大爆発。31日の第1戦で4回の第2打席で先制の3号3ランを放つと、8月1日の第2戦では一時同点となる2点タイムリー。先週の6試合で21打数7安打の打率.300、1本塁打で、週間リーグトップの8打点をマークした。7月を月間打率.367で終え、今季通算打率でもリーグ4位の打率.336と好調を維持する“梅ちゃん”。8月も大暴れしそうだ。
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3勝1敗2分けと白星を先行させた先週の中日。その中で、勝利はつかめずとも最も印象的なピッチングを展開したのが梅津だった。昨季4勝を挙げた大卒2年目。今季初先発で7回無失点の好投を見せて以来、不安定なピッチングで7月を終えて6試合に先発して2勝3敗、防御率4.86という成績だったが、8月2日のヤクルト戦では、序盤から持ち味である力強いストレートに加えてコントロールも抜群で、9回を終えて114球で5安打無失点。0対0という試合状況に「投げたい」と続投を志願すると、延長10回を三者凡退に抑えて引き分けでゲームセット。計10イニングを127球、9奪三振に申告敬遠2つのみという圧巻のピッチングを披露した。今週以降のマウンドに、これまで以上の期待を寄せたい。
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なかなか調子が上がらない広島だが、その中で一筋の光となったのが遠藤だ。霞ヶ浦高からドラフト5位で入団して今年が3年目。昨年8月に挙げたプロ初勝利を自信に、今季は開幕からローテの一角として投球を続けている。8月2日の巨人戦で今季6試合目のマウンドに上ると、伸びのある直球と多彩な変化球を低めに丁寧に集めて、ストライク先行で連打を許さず。9回を自身プロ最多の118球を投げて5安打2失点、無四球5奪三振でプロ初完投勝利をマークした。ヒーローインタビューで「とても気持ちいい。完投するというのが先発の理想像だったので、今回できてとても嬉しいです」と笑顔を弾かせた21歳。佐々岡真司監督率いる新生カープの救世主となれるか注目だ。
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