”ソサイチ日本イチ"を決める全国大会が“住友生命 Vitality”と提携。ソサイチコミュニティを通し健康意識の向上を目指す

チーム・協会

【©️Japan Football 7】

5月3日~5日の3日間、東京・J-SOCIETY FOOTBALL PARK 多摩で2023シーズンのソサイチ日本一を決める全国大会「“住友生命 Vitality” F7SL CHAMPIONS CUP 2023」が行われます。
今大会は"住友生命 Vitality"を大会名に冠し、健康プログラムを活用した新たな取り組みも実施。北海道から九州まで全国各地の地域予選を勝ち抜いた12チームが出場し、ソサイチの頂点を目指します。

今大会を「運動や健康診断などの取組みをポイント化し評価する」という仕組みを通じてリスクそのものを減らす健康プログラム「Vaitality」でサポートする特別協賛社・住友生命保険相互会社の中地(なかち)様に、大会に期待することや今後の展望を伺いました。

競技運営の母体であるソサイチ連盟との提携は新たなチャレンジ

【©️Japan Football 7】

ー「Vitality」はこれまでも他競技のチームに対する協賛を行ってきましたが、競技の運営母体である連盟との提携は初めての試みとのことです。中地さんはソサイチに対し、どのような印象を持っていましたか?

中地:最初はソサイチという競技すら知らず、サッカーやフットサルとの違いがどこにあるのかも分かりませんでした。ですが、「Vitality」のプログラムは歩いたり走ったりすることがポイント化される仕組みなので「運動習慣を身につけてほしい」「運動継続のモチベーションになってほしい」という思いがあり、競技の種類に関わらずスポーツとの親和性はとても高いと思っていました。

ただ、このプログラムは今まで保険に興味がなかったような若い世代へのリーチを想定した商品であるにも関わらず、実際はもう少し上の年齢層の反響が多かったんですね。そこで、若い世代のスポーツ選手に実際にプログラムを体験してもらい、周りの友人や家族、ファンに“Vitalityコミュニティ”が広がっていくということを考えていました。そのような狙いでいろいろな競技のチームと提携をしてきたのが、これまでの取り組みです。

ーそれではソサイチ連盟との提携ではどのようなことに期待をされていますか?

中地:ソサイチとの提携は、チームではなく運営母体であるソサイチ連盟です。連盟やリーグとの提携となると、所属するチームごとの取り組みにバラつきが出てきてしまうという懸念がありました。ですが、打ち合わせを重ねるうちに「ソサイチ連盟は加盟しているチームとの結束が強い」と分かり、それであれば傘下のチームに所属する選手たちが「Vitality」を体験できるようなものが作れないか相談をしました。大会に出場する全選手が「Vitality」を体験してから大会を迎える、といった取り組みは、過去提携の歴史の中で実施したことはありません。そういった新たなチャレンジができるということが、協賛の決め手となりました。

ーそして、実際に出場チームが体験を通してポイントを競う「ソサイチVitalityレース」が誕生したのですね。このレースの上位チームには、普及への感謝の意を込めて協賛金の一部が贈呈されるので、遠征の補助金獲得の観点からも、大会の前哨戦として各チームが積極的に「Vitality」を活用しています。

中地:アマチュアスポーツであるソサイチでは、全国大会の旅費や宿泊費のすべてを連盟が負担することが現状では難しいという課題がありました。一方で私たちは、スポーツを通じて若い世代に「Vitality」を広めていきたいという思いがあった。そこで選手たちに実際に「Vitality」を体験してもらいながら普及をサポートいただくという、双方にとってメリットのある取り組みが生まれました。

さらにソサイチは、平日はフルタイムで働いて夜や土日にトレーニングや試合をするなど、20代、30代の選手たちが競技に取り組んでいます。商品名の「Vitality」をそのまま体現したような選手たちが各地で予選を勝ち抜き、全国大会に出場する前には実際に「Vitality」を体験してくれていますが、今回はさらに出場チーム、選手だけでなく他チームを含めたソサイチに関わる皆さんに対しても体験の申し込みを募ったところ、50名以上が参加をしてくれたそうです。本当にありがたいことだと思います。

行動変容を促す「Vitality」は、健康に対する意識やニーズが変化する時代にマッチしたプログラム

【©️Japan Football 7】

ーひと昔前は、保険と言えば病気やケガをしたとき、亡くなったときに備えるという意味合いが大きかったと思います。現在は人生百年時代と言われ、予防医療や健康促進に関心やニーズが移り変わってきていると感じますが、そのような実感はありますか?

中地:まさにその通りです。自分が20代、30代のときは健康を損なう未来をなかなか考えられないですよね。でも、今はウォーキングアプリや位置情報ゲームもたくさんあり、アクティブに働く若い世代の方たちが日々の生活の中で「隣の駅まで」「あと500歩」と歩くモチベーションを高められます。もともと健康意識が高く、毎日1万歩歩いたり余暇にスポーツを楽しんだりする方だけでなく、運動不足は気になるけど続かないといった方でも気づいたら健康になっている、健康寿命が延びている。そういった未来が理想ですね。

ーそのように意識やニーズが変化していき、さまざまなサービスやアプリがあるなかで「Vitality」の特徴というのはどこにあるのでしょうか?

中地:「Vitality」にはアクティブチャレンジという仕組みがあり、月曜日から日曜日までの1週間で設定された目標ポイントを達成する必要があります。そして達成状況に応じて翌週の目標ポイントが変化するので、常にニンジンが目の前にぶら下がっている状態ですね(笑)。なので、毎週目標を達成していくことで、少しずつ日々の行動が変わっていきます。

もし、目標を達成しなかったとしても「外に出て歩こう」と思うことで意識は変化しますし、メンタル面にもいい影響を与えてくれますね。50年後に健康でいるために世の中の全員がフルマラソンや負荷の高いトレーニングに挑戦する必要はまったくありません。ただ、歩くことで健康寿命が延びるという効果はすでに実証されているので、スマートフォンの所有率が高く、健康意識が高まっている今の時代に「Vitality」はとてもマッチしていると思います。

さらに「Vitality」は“万が一”を主眼とした従来の保険商品とは異なり、行動変容や運動習慣の確立を目指しているので生命保険に興味がない方でもチャレンジしやすいです。これまでになかった“保険が日常生活に近づいてくる、身近に感じられる”特殊なプログラムです。

ー「Vitality」では、健康診断や歯科検診、がん検診などを受けることでもポイントが加算されます。

中地:そうですね。行動変容を促すというのがこのプログラムの大きな特徴だと思います。体調が悪ければ病院に行きますが、健康診断や各種検診は半年や一年に一度の頻度で受ければいいと分かっていても、日々の生活の忙しさから後回しにしてしまうこともあると思います。でも、健診を受ければポイントがつきますし、結果が良ければ加算ポイントもあります。当然問題があれば早期発見ができるというメリットがあり、いつの間にか健康に対する意識が高まっていきます。アクティブチャレンジでポイントが溜まり、週間目標を達成しルーレットを回して、コーヒーショップやコンビニエンスストアのチケットが当たることを楽しんでいるうちに、行動も意識も変化していくんですね。やはり時代にマッチしたプログラムだと感じます。

実際に私たちの会社でも、少しの距離であればタクシーを使わず歩くようになったり、マラソン大会に挑戦したりするような同僚が増えました。

保険もコミュニティを通して広がる時代。ソサイチを通したきっかけ作りに期待

【©️Japan Football 7】

ーソサイチの選手たちはすでにバイタリティがあり、健康やケアにも気を配っています。そういった選手たちを通して「Vitality」をどのように広げていきたいですか?

中地:ソサイチの選手たちは「Vitality」がなかったとしても競技のために日々体を動かし、健康に対する意識も高く持っていますよね。でも、運動がすごく好きというわけじゃなくても、マラソン大会に出なくても「あと500歩、歩いてみよう」ということが数年後、数十年後の健康につながる。このプログラムの本質は正にそこにあります。選手たちを通して「Vitality」を知り、自分もがんばってみようと思う人が“ソサイチコミュニティ”に広がっていくことを期待しています。

ー保険もコミュニティを通して広がっていく時代なんですね。

中地:はい、その通りです。生命保険を知るきっかけは基本的に営業職員であり、それはこれからも変わりませんが「Vitality」は商品の特性上、実際に楽しんでいる方の口コミやSNSの発信を通し「ソサイチVitalityレース」のように競い合っている姿を見て、自分もやってみたい、応援している誰かと一緒にやってみたいと興味を持つ方が多いんです。そうやって広がっていくコミュニティが「時代にマッチしている」し、そのようなコミュニティがもっと多く生まれてほしいと思っています。

ーでは最後に改めて、今回の提携を通してソサイチに期待することを教えてください。

中地:今回、ソサイチの全国大会に協賛することで「Vitality」をどう広めるか、どう体験してもらうかというひとつのベースにたどり着いたと思っています。運動不足を解消したいと思っていても、ジムに通ったりスポーツを始めたりすることは少しハードルが高いという方にこそ「Vitality」を知ってもらい、健康に対する意識の変化や体を動かすきっかけのひとつになってもらえればと思います。

私も選手たちが体験してくれているデータやSNSの発信を「1日でこんなに歩くんだ」「コーヒーのチケットが当たってこんなにも喜んでくれている」とうれしく見ています。大会2日目の5月4日には「ソサイチVitalityレース」の表彰式も控えているので、試合を見ることも、選手のみなさんにお会いできることも、楽しみにしています。
文・取材=しょうこ
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著者プロフィール

南米ブラジル発祥のフットボール、7人制サッカー=ソサイチの普及を進める一般社団法人 日本ソサイチ連盟です。全国各地でソサイチ公式リーグを開催中。ソサイチリーグに関する情報(日程、結果、順位表、試合の速報)はもちろん、ソサイチ日本代表や各種インタビュー記事、各地でのソサイチイベントなど、ソサイチにまつわる様々な情報・コンテンツを発信、掲載していきます。

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