2011年の早大・渡辺監督に見た「覚悟」 指導者の本気が勝敗を分ける
第2回
2011年の箱根駅伝、早稲田大・渡辺監督(写真左端)の「覚悟」を感じたという 【写真:日本スポーツプレス協会/アフロスポーツ】
東洋大が初優勝した2年前が11時間09分14秒、連覇した1年前が11時間10分13秒ですから、大幅に縮めたのですが、それでも早稲田大に勝てませんでした。
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「11時間3分を切れば勝てるだろう」と考えていた私に対し、渡辺監督ははじめから11時間を切るくらいの気持ちでいたそうです。覚悟が違っていました。
渡辺監督は早い段階から学生駅伝三冠を宣言して、実際に成し遂げました。優勝した後を想定し、選手たちに胴上げをしてもらうときに楽に持ち上がるよう、空いた時間に走って減量までしたのです。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」
山本五十六の名言にあるように、指導者が本気で実践して、「勝つぞ」と言って聞かせる。渡辺監督のような、現役時代にスター選手だったカリスマ性のある方が実際に走っている姿を見れば、選手たちも動きます。早稲田大は、気迫に満ちていました。
「5区までに絶対に東洋を離す」
柏原から逃げ切るために、1人ひとりが強い思いを持っていました。
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