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「自分の人生にも投影できる作品」
北川航也が共感し、5回以上見た映画は?
オススメの映画に「グレイテスト・ショーマン」や「ジブリ作品」をあげた
オススメの映画に「グレイテスト・ショーマン」や「ジブリ作品」をあげた【写真:本人提供】

 自宅でゆっくり過ごすには、読書や映画鑑賞がオススメ。そこで、アスリートに人生を変えた一冊・一本、推薦したい作品を聞いた。これまでどんな本、映画と出会い、考え方や生き方の参考にしてきたのか。アスリートに影響を与えた名作に触れて、おうち時間を充実させよう。


 北川航也(SKラピード・ウィーン)が紹介する映画は、『グレイテスト・ショーマン』『もののけ姫』と『風の谷のナウシカ』、そして『少林サッカー』。その理由について教えてくれた。

自分の人生にも投影できる作品

 僕はあまり本を読まないんですよね。なので、今回はオススメの映画をご紹介したいと思います。


 自分の人生を変えた映画というと話が大きくなってしまうのですが(笑)、考えさせられる、非常に印象に残っている映画は『グレイテスト・ショーマン』です。


 これはミュージカル映画で、ヒュー・ジャックマンが主役です。物語のあらすじは、何もないところからサーカスを始めた主人公が、だんだんと事業を大きくしていく中でさまざまな苦難と直面するといったものですね。僕はすでに5回以上、この映画を見返しているのですが、この作品の中で印象深かったのは、「大きな成功だけを求めすぎた」という主人公のセリフです。この言葉の意味は、『先にある大きな成功も大事だけども、その間の過程も同じくらい重要なものだ』ということ。このような考えは僕も大事にしてきた部分なので、とてもシンパシーを感じました。


 僕はプロサッカー選手になってから、目先のことではなく、その過程が大事であることを実感してきました。それがこの映画でも語られていて、たとえ成功して大きな成果を手にしても、その後にうまくいかないことがあったときに対処できず、結局何も残らなくなってしまう様子が描かれていました。映画ではサーカスの劇場がいったん、全てつぶれてしまうんです。でも大切なことを思い返して、また一から作り始める。そのストーリーは自分の人生にも投影できるものだなと感じました。また、主人公であるヒュー・ジャックマンの演技が素晴らしいんですよね。歌もうまいし、この『グレイテスト・ショーマン』は本当にオススメです!

小さい頃から見ていて思い入れが深い

 次にオススメする映画はジブリの作品ですね。特に『もののけ姫』、『となりのトトロ』、『風の谷のナウシカ』が好きです。いずれも子どもの頃に初めて見た映画ですが、それを今、見返してみると懐かしさと新たな発見があるんですよね。ちなみに『風の谷のナウシカ』と『となりのトトロ』が公開された時期に、僕は生まれていません(笑)。それと『もののけ姫』が公開された時期は僕、1歳でした(笑)。でも、これらの作品はDVDなどで小さな頃から見ていて、思い入れは深いですね。


 幼稚園の頃に見ていた映画って、何故だか今でもはっきりと内容を覚えていることが多いんですよね。今の外出制限期間中にこれらの映画を見返しているのですが、『ああ、このシーン、覚えているなぁ』などと思ったりして。小さな頃は漠然と見ていたものが、今になって見るとその物語に深みを感じたりする。これって、映画の新たな楽しみ方でもありますよね。


 僕が思うジブリの映画の魅力は、その世界観です。普通の人では発想できないような世界を生み出してくれる。それによって僕自身も想像力をかき立てられますし、感じ入ることも多くなる。『風の谷のナウシカ』で言えば、王蟲(オウム)の話によって生き物を大切にしようと思えたり、森を綺麗にしなければならないなど、これまでの自分の人生の中で気づかなかった部分に光を当ててくれる気がするんです。他の作品にもそれぞれ独自の世界観があって、僕はそのどれもが魅力的だと感じています。

 ちなみに、浅野選手は『少林サッカー』をオススメ映画として挙げていたそうですね。僕も、この映画にはハマりました(笑)。映画の中の主人公たちがやっていたプレーも、マネしてみたいと思った!(笑)。でも、どれも現実的には難しいですけどね。


 また、洋画の場合は語学の勉強にもなるんですよね。かつて見たことのある映画であれば、そのストーリーを頭に入れながら、あえて英語音声で見返してみるようなこともしています。ちなみにオーストリアの母国語はドイツ語なのですが、ドイツ語はめっちゃ難しいです(笑)。


 それでも通訳の方など、僕を支えてくれる方々が周りにたくさんいるので、生活に不自由はありません。チームもさまざまなことをサポートしてくれますしね。ただ、もっとこちらの言葉を話せれば、よりこちらのことを深く知ることができますから、勉強はしていきたいですし、そのために、自分の好きな映画をうまく活用していきたいとも思っています。

島崎英純

1970年生まれ。東京都出身。2001年7月から06年7月までサッカー専門誌『週刊サッカーダイジェスト』編集部に勤務し、5年間、浦和レッズ担当記者を務めた。06年8月よりフリーライターとして活動。現在は浦和レッズ、日本代表を中心に取材活動を行っている。近著に『浦和再生』(講談社刊)。また、浦和OBの福田正博氏とともにウェブマガジン『浦研プラス』(http://www.targma.jp/urakenplus/)を配信。ほぼ毎日、浦和レッズ関連の情報やチーム分析、動画、選手コラムなどの原稿を更新中。

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