中澤佑二、現役時代のバイブルは? 下手クソな主人公と自分を重ね合わせて
中澤佑二さんが現役時代に何度も読み返した『スラムダンク』と『DAYS』 【スポーツナビ】
元サッカー日本代表の中澤佑二さんが紹介するのは、不朽の名作『スラムダンク』、そしてサッカー漫画『DAYS』。また、子どものころにハマった映画の数々を教えてくれた。
不調時に読んで自分を震い立たせていた
言わずと知れた不朽の名作。一生懸命頑張るキャラクターに中澤さんは自分を重ねていた 【スポーツナビ】
バスケットボールをやっている、やっていないにかかわらず、『スラムダンク』を読んで、「努力したい」「努力し続けよう」って、いろんなモチベーションにつながった人も多いんじゃないかな。
これまでいろんな漫画を読んできましたけど、読み返しても2、3回かな。でも、『スラムダンク』は何度読んでも飽きないんです。現役時代、不調のときには必ず『スラムダンク』を読み返していました。主人公の桜木花道もいっぱい失敗するわけじゃないですか。そのたびに立ち上がって練習を続ける。なんで、あいつはあんなにうまいのに、自分はうまくいかないんだって思いながら努力を続ける、ガムシャラに一生懸命頑張る。そんな登場人物たちに自分を重ね合わせて、自分を奮い立たせていましたね。
ちなみに、僕の好きな登場人物は仙道彰。のほほんとやっている余裕の感じに憧れます。プレーの質的にもカッコいいですし。あと、ミッチー(三井寿)も好きでした。
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サッカー漫画なら『DAYS』がおススメ。ちょっとずつ成長していく主人公に共感を覚えていたという 【スポーツナビ】
もちろん、『ONE PIECE』も好きなんですけど、今回はテーマ性を重視して、この2冊にしました。
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また見返したい30年以上前の映画
まずは『グーニーズ』『ネバーエンディング・ストーリー』『スタンド・バイ・ミー』。これらは冒険活劇で、ドキドキ、ワクワクしながら見た覚えがあります。
『グーニーズ』は宝探しの話で、『スタンド・バイ・ミー』は悪ガキたちが学校終わりに秘密基地を作ったり、探検の旅に出たりする話。自分の小学生時代とやっていることが同じなんですよね。
『ネバーエンディング・ストーリー』は、いじめられっ子がある日、不思議な本と出会う話。その本を読むと、本の中の世界に導かれ、主人公になって冒険をするんです。テーマソングもいいし、入り込めるんですよね。子どもの頃、ビデオに録って何度も見返したし、雷の夜に真似をして毛布をかぶって、本を読みましたから(笑)。
これらの作品は名作なんですけど、やっぱり30年以上前の映画なので、今の子どもたちにはピンと来ないかもしれませんね(笑)。特撮もちょっと拙くて、『ネバーエンディング・ストーリー』のファルコンも龍という設定なんですけど、犬みたいですし(笑)。うちの子どもにも見せたんですけど、響かなかった(苦笑)。でも、こんな映画もあるんだなっていう気持ちで見てもらえたらなと思います。
『プロジェクトA2 史上最大の標的』はジャッキー・チェンが主演の映画で、初めて映画館で見た映画がこれなんです。親に連れて行ってもらって東京の映画館で見たんですけど、“初東京”でもあったので、いまだにすごく覚えています。
『あぶない刑事』は、ただただカッコいい(笑)。シリーズは全部見ているんですけど、柴田恭兵さんは50、60歳になっても、まだ走っていますからね(笑)。横浜をひたすら走っていた。相当鍛えているんだと思います。舘ひろしさんはバイクに乗っていて、とにかくカッコいいです。バイクに乗ってショットガンを打つのが、もう最高。
でも、カッコいい中にも、お茶目なところ、コミカルなところがあるのがいいんですよね。でも、最後、締めるところは締めるみたいな。王道の刑事モノと一線を画す作品で、好きでしたね。
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ジブリ作品は分かっているのに見ちゃう
テレビで再放送が何度もやっていますけど、そのたびに見ちゃいます。ここでシータがさらわれるとか、全部分かっているのに見ちゃう。応援しちゃう「行け!」って(笑)。
家にいる時間が増えたので、80年代、90年代の懐かしい作品を見返そうと思っています。皆さんもこの機会に本を読んだり、家族で映画を見たりしながら、過ごしてみてください。
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