名波浩と岬太郎「俺にピッタリでしょ」 例えるならマグロを生かす醤油やワサビ
スポーツ漫画の金字塔「キャプテン翼」と「キャプテン」をあげた 【スポーツナビ】
元サッカー日本代表の名波浩さんが紹介するのは、言わずと知れたスポーツ漫画の金字塔「キャプテン翼」と「キャプテン」。キャラクターの魅力も熱く語ってくれた。
全国に出たら日向みたいなヤツが…
今、DAZNでアニメが配信されているから、うちの息子と一緒に見ています。この前、南葛対武蔵(主人公の大空翼の小学生時代の全国大会準決勝)をやっていて、岬(太郎)くんのダイビングヘッドで4-4の同点に追いつくところまで見ました。
この試合が一番好きかな。三杉(淳)くんがいる武蔵は、小学生なのにオフサイドトラップを駆使するから、ロベルト(本郷)がビックリするんだよね、「この世代で、オフサイドトラップをかけるのか!」って。
僕らは子どもの頃、リアルタイムで『キャプテン翼』の漫画を読んだり、アニメを見ていた世代。好きなキャラクターはもちろん、岬くん。例えるなら、マグロを生かす醤油やワサビなわけですよ、岬くんは。それって、俺にピッタリでしょ(笑)。
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小学生時代、校庭の砂場に鉄棒があったんだけど、その鉄棒を蹴って若島津(健)くんの三角飛びをマネしたり。ヒールリフトとかをやった覚えもある。
DAZNで今、放送されている『キャプテン翼』は、僕らが子どもの頃に見ていたものとストーリーは同じなんだけど、時代背景を今に合わせているから、携帯電話とかiPadを使っているんだよね。それもビックリしちゃって。俺らの時代には、そんなのなかったぞって(笑)。
キャプテンは監督でもあるんだってこと
主人公の谷口(タカオ)くんは、野球の名門、青葉学院から墨谷二中に転校してくるんだけど、これが下手なんですよ。でも、青葉から来たってだけで周りから尊敬の目で見られちゃう。バッティング練習でも目をつぶって打ったら、奇跡的にホームランになったりして、自分が2軍で補欠だったことを言い出せなくなっちゃう。
みんなの期待に応えるべく、陰でお父さんと猛特訓して、キャプテンに選ばれるまでに成長していく。そんなストーリー。
その後、キャプテンは谷口から丸井、イガラシへと引き継がれていくんだけど、このチームには監督がいないんですよ。キャプテンがチームを引っ張り、チームを成長させていく。イガラシの時代を見ていて気づいたのは、キャプテンって監督でもあるんだってこと。そこが自分にリンクした感じはありましたね。
イガラシ自身、1年生の頃は生意気で自分のことしか考えていないんだけど、2年になって近藤という後輩の面倒を見るようになり、3年でキャプテンになると、立派なリーダーになっていく。そんな成長過程を見るのも面白い。
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あとは、コロナ禍が終息するときに向けてモチベーションを高く保っていてほしい。サッカーでも、習い事でも、なんでもいいから、目標に向かってやれるかどうか。気がめいってしまうことがあるかもしれないけれど、できるだけ閉鎖感を取っ払って、みんなで明るく頑張っていきましょう。
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