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残り試合の消化にこだわるブンデスリーガ
放映権料消失による経営破綻を防げるか

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3月には長谷部と鎌田が在籍するフランクフルトからも感染者が出た。現在、再開に向けて動き出しているブンデスリーガだが、まだまだ予断を許さない状況だ
3月には長谷部と鎌田が在籍するフランクフルトからも感染者が出た。現在、再開に向けて動き出しているブンデスリーガだが、まだまだ予断を許さない状況だ【写真:アフロ】

 たとえ無観客でも今シーズンの残り試合を消化する──。ドイツ・ブンデスリーガがリーグ再開にこだわるのは、放映権料の消失によって経営破綻に追い込まれるクラブが続出するという予測があるからだ。ただし、新型コロナウイルスの脅威が完全に去ったわけではない現状で、サッカーだけを特別扱いにして再開に踏み切れば、この国に新たな社会的問題を生み出してしまう危険性もある。

(情報は現地時間2020年4月15日時点)

長谷部と鎌田が所属のフランクフルトでも

 どんよりと曇った空に覆われた長い冬が終わり、ポカポカと気持ちの良い日差しを求めて、Tシャツとサングラス姿の人たちが新緑の美しい公園や川沿いを散歩している。一瞬、新型コロナウイルスの恐怖を忘れてしまいそうな、ごく普通の春の風景だ。

 

 けれど、スーパーやパン屋、銀行のATMの前にできた長い列や、偶然会ったと思われる知人同士がマスクをつけたまま、一定の距離を保ちながら話をしている姿を見て、現実に引き戻される。


 4月15日現在、ドイツの感染者数は12万7584人、死者は3254人。非常事態宣言こそ出されていないとはいえ、4月19日まで食料品店や薬局などを除くほとんどの店、映画館や劇場などは休業しており、学校も休校、ホームオフィスをしている人も多い。犬の散歩やジョギングは許されているが、一緒に外出できるのは同居家族、または2人まで。できるかぎり人との接触を避け、特にハイリスクの高齢者には会わないよう、他人との間隔は1.5〜2メートル空けるよう求められている。


 ブンデスリーガは、3月11日に無観客で行われたボルシアMG対ケルンを最後に中断しているが(ヨーロッパリーグ=ELは3月12日にフランクフルト対バーゼルが無観客で開催された)、5月初旬の再開を目指し、先週あたりから各クラブはトレーニング施設やスタジアムの芝の上での練習を再開している。


 ただ、選手同士の間隔を空けなければならず、全員を一度に集めることができないため、たいていのチームは少人数のグループに分けて、複数のグラウンドを使いながら交代制で行っている。したがって、試合形式の練習はまだ無理のようだ。


 3月、ドイツサッカーリーグ(DFL)に所属する1部と2部の36クラブで感染が判明した選手は8人。2部のハノーファーではティモ・ヒューバースとヤニス・ホルンの2人が感染し、原口元気を含むチーム全員が14日間の自宅隔離となった。


 その他、ニュルンベルク(2部)のファビアン・ニュルンベルガー、パーダーボルン(1部)のルカ・キリアン、ホルシュタイン・キール(2部)のシュテファン・テシュカー、ヘルタ・ベルリン(1部)のマクシミリアン・ミッテルシュテットが感染。長谷部誠と鎌田大地が所属するフランクフルトでも、名前は公表されていないが選手2人とスタッフ2人が感染した。

円賀貴子

スポナビDo

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