連載:プロ野球2020年シーズン大予想

DeNAの2投手に“鉄板”の予想! 高木豊・片岡・里崎が語るセ個人タイトル

構成:スポーツナビ

DeNA不動の守護神である山崎康晃。今季も順調にいけば数多くのセーブを稼ぐだろう 【写真は共同】

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、プロ野球も開幕を延期しています。選手やファンも球音や歓声がグラウンドに戻る日を心待ちにしていると思います。そこで、延期の間を少しでも楽しんでもらえるよう、「プロ野球2020年シーズン大予想」企画をお届けします。

 YouTuberとしても人気の高木豊・片岡篤史・里崎智也の3氏に、セ・リーグ投手タイトル予想をしてもらいました(※予想対象の投手タイトル…最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、最多セーブ)。

 全員が一致して「最多勝」を予想。果たして、誰を挙げたのか!?(取材日:3月5日)

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 動画では3氏が最も自信を持つ個人タイトルを挙げています。併せてご覧いただければ幸いです。

山崎康晃は“鉄板”な一方で……

高木・片岡・里崎各氏のセ・リーグ投手タイトル予想 【スポーツナビ】

 3氏の予想が合致したのが、最多奪三振と最多セーブ。前者は今永昇太、後者は山崎康晃、どちらも横浜DeNA投手陣の柱である。

 今永は4年間のプロ生活でタイトル獲得経験こそないものの、昨季は自己最多の186奪三振をマーク。プレミア12でも奪三振ショーを披露した左腕に対して、「コントロールの良さが魅力」(高木氏)、「ストレートのスピードに加えて変化球の精度が上がった」(片岡氏)と絶賛。投手に必要な要素が高いレベルで備わっており、初のタイトル獲得は現実的と見ていい。

 一方の山崎はプロ5年間通算で163セーブを挙げ、昨季まで2年連続して最多セーブのタイトルを獲得している。3氏も「実績十分」「今年も健在」と、“鉄板”の予想ぶりだ。唯一懸念があるとすれば、「怪我だけが怖い」と片岡氏が語るとおり、故障による離脱か。シーズン60試合程度の登板に加え、近年はポストシーズンや侍ジャパンでのマウンドも踏んでいるため、経年劣化からの故障も考えられる。実力を示すだけでなく、入念なケアや起用法もタイトルに向けて影響するだろう。

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巨人、広島のエースにも高評価

セ・リーグの投手タイトル、MVP・新人王予想について語る片岡氏。山崎康晃のセーブ王に太鼓判を押すが、「怪我だけが怖い」と懸念も示す 【スポーツナビ】

 最多勝、最優秀防御率は予想が分かれた。その中で、菅野智之(巨人)と大瀬良大地(広島)は、3氏のうち2名が名前を出している。

 菅野を最優秀防御率に予想した里崎氏は「怪我がなければ筆頭候補」と高く評価。過去同タイトルを4度受賞している巨人のエースに期待を寄せる。

 他方、大瀬良の最多勝を予想した片岡氏は「エースとしての安定感」を理由に挙げる。「奪三振が多く、与四球が少ない」という好投手の条件を体現した投球で、2年ぶりのタイトル奪取なるか。

新人王予想は森下で一致

高木・片岡・里崎各氏のセ・リーグMVP・新人王予想 【スポーツナビ】

 ここからはMVP・新人王の予想を紹介したい。

 MVPはチームの成績とリンクすることが多いため、優勝予想に紐付ける予想が見受けられた。ソト(DeNA)を挙げた高木氏は「優勝と本塁打王獲得」を理由とし、柳裕也(中日)を挙げた里崎氏は「中日を優勝予想しているので、その中から選んだ」とした。ちなみに、里崎氏は柳の最多勝を予想しており、チーム9年ぶりの優勝に柳が大きく貢献する青写真が見えているのだろう。

 新人王予想は広島のドラフト1位・森下暢仁で一致。「右の本格派で魅力」(片岡氏)、「現状では筆頭」(里崎氏)と、即戦力ナンバーワン右腕への評価は高い。150キロ前後の直球、豊富な変化球、フィールディングのうまさなど評価ポイントが多く、順調にいけば大本命なのは間違いなさそうだ。

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