アザール不在の穴を埋める天才肌イスコ キャリアを左右するクラシコの大一番へ
アザールの戦線離脱でその存在がクローズアップされているイスコ。CLラウンド16ファーストレグのマンチェスター・C戦では先制ゴールを決めるなど、好調を維持している 【Getty Images】
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復帰した矢先にアザールが再び負傷離脱
ルイス・スアレスやウスマンヌ・デンベレを筆頭に故障者が続出し、1月に就任したキケ・セティエン監督がメンバー編成にも苦労しているバルセロナほどの深刻さはないが、マドリーの問題は攻撃的なポジション、しかも中心選手にケガ人が重なっている点だ。
まず開幕前にマルコ・アセンシオが左膝の前十字靭帯(じんたい)断裂の重傷を負い、現在も戦線を離脱中。彼が健康体であれば、レギュラーを固定できずにいる右サイドの一番手となっていたはずだ。
そして、アザールだ。3カ月近くのリハビリを経て、ラ・リーガ24節のセルタ戦でようやく戦列復帰した矢先に、翌節のレバンテ戦で再び負傷。右足腓骨の亀裂骨折で今シーズン中の復帰が絶望的になってしまった。
アザールは今シーズンのプロジェクトの目玉だった。クラブはそれだけの投資を行い、年齢的にもキャリアのピーク(現在29歳)を迎えているアタッカーに、前線のけん引車として大きな期待をかけていた。しかし、チェルシー時代はケガに強かった選手が、ここまですでに3度の戦線離脱。左足太腿を痛めて開幕に間に合わず、およそ1カ月遅れでマドリー・デビューを飾るも、昨年11月、CLのパリ・サンジェルマン戦で同胞トマ・ムニエのタックルによって負った右足のケガが、まさしく致命傷となった。
この時、アザールは試運転期間を経て、ようやく上昇気流に乗りかけていたところだった。左サイドからのビルドアップを基本戦術にするマドリーにおいて、アザールは文字通り攻撃の核として機能し始めていた。ベンゼマやトニ・クロース、マルセロら周囲の選手とのコンビネーションも試合を重ねるごとに良化。クリスティアーノ・ロナウド(現ユベントス)が2018年の夏に退団して以降、チームの課題だった得点力不足の解消にもつながると、期待が膨らんでいた。
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