連載:Jリーグ「移籍・新戦力」を総ざらい

大宮、福岡、長崎、京都が主役か!? 番記者によるJ2補強座談会【前編】

飯尾篤史
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2002年のC大阪時代以来のJ2参戦となる東京Vの大久保嘉人。チームではさっそくリーダーシップを発揮している 【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】

 2月23日に開幕する今季のJ2リーグ。J1から降格した松本山雅FCとジュビロ磐田、J3から昇格したギラヴァンツ北九州とザスパクサツ群馬を迎え、22チームによって争われる。各クラブの補強や陣容は、果たしてどうなっているのか。
 J2を知り尽くす3人のライター、東京ヴェルディに密着する海江田哲朗氏、水戸ホーリーホックに密着する佐藤拓也氏、FC町田ゼルビアに密着する郡司聡氏に語り合ってもらった。

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水戸は性格面まで含めてリサーチ

――J2のクラブに密着取材されている3人にお集まりいただき、J2各クラブの補強や陣容についての印象をうかがいたいと思います。まずは、ご自身が取材されているクラブについての印象を聞かせてください。

海江田 東京Vに関しては去年の最初、ギャリー・ジョン・ホワイトさんが監督で、キャンプが緩かったんです。2部練習を一度もしないまま開幕を迎えたら案の定ダメで、途中で永井秀樹さんに代わった。で、13位だったんですけど、さすがに今年はそれ以下はないと思っていて。

佐藤 上福元直人(→徳島ヴォルティス)が抜けた穴は大きくないですか?

海江田 マテウスというゴールキーパー(GK)をブラジルから獲っているんですよ。ヴェルディ史上初の外国人GKなのかな。ただ、コミュニケーションの壁があるし、自分をガッと押し出すタイプでもないから、「前へ」ということぐらいしか今のところは言えなくて。そこはやや不安だけど、前線に大久保嘉人(←磐田)が、センターバック(CB)に高橋祥平(←磐田)が入って、センターラインの補強は可能な限りできました。

郡司 大久保はどうですか?
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著者プロフィール

東京都生まれ。明治大学を卒業後、編集プロダクションを経て、日本スポーツ企画出版社に入社し、「週刊サッカーダイジェスト」編集部に配属。2012年からフリーランスに転身し、国内外のサッカーシーンを取材する。著書に『黄金の1年 一流Jリーガー19人が明かす分岐点』(ソル・メディア)、『残心 Jリーガー中村憲剛の挑戦と挫折の1700日』(講談社)、構成として岡崎慎司『未到 奇跡の一年』(KKベストセラーズ)などがある。

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