2月23日に開幕する今季のJ2リーグ。J1から降格した松本山雅FCとジュビロ磐田、J3から昇格したギラヴァンツ北九州とザスパクサツ群馬を迎え、22チームによって争われる。東京ヴェルディに密着する海江田哲朗氏、水戸ホーリーホックに密着する佐藤拓也氏、FC町田ゼルビアに密着する郡司聡氏の3人に、Aランクのチームについて語ってもらった前編に続き、後半では松本や磐田など残りのチームを取り上げる。

――AないしAマイナスとして、大宮アルディージャ、ファジアーノ岡山、徳島ヴォルティス、アビスパ福岡、V・ファーレン長崎、京都サンガF.C.、ジェフユナイテッド千葉の名前が挙がりました。

海江田　それで7つか。その次にヴェルディ……というのは難しいか（苦笑）。

佐藤　その下のチームになると、僕はツエーゲン金沢ですね。

海江田　安定感は増す一方ですよね。

佐藤　藤村慶太が残ったのも大きいと思っていて。去年が11位ですよね。着実に順位を上げてきたうえにヤンツーさん（柳下正明監督）も留任して。

海江田　FW、誰がいるの？

佐藤　ルカオが入ったんですよ。

郡司　ああ、鹿児島ユナイテッドFCの。無理が利くタイプですね。

佐藤　ヤンツーさんもルカオをすごく褒めているそうで。

郡司　左サイドバックの下川陽太（←愛媛FC）が入ったのも大きそうですね。

佐藤　ヤンツーさんは4-4-2のアグレッシブなサッカーにこだわっているけれど、戦況や相手に応じて4-1-4-1や3バックをやったり、もうちょっと柔軟な采配をするようになったら、プレーオフ圏内にも行ける気がします。

海江田　ヤンツーさんも4年目だもんね。

佐藤　あと、レノファ山口FCも面白いんじゃないかと思います。