連載:プエルトリコ野球から学ぶヒント

柳田、岡本らを飛躍させた“不思議な島” プエルトリコWLにある「最高の環境」

中島大輔
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「若いときに経験していたら……」

続々と有力メジャーリーガーを生み出すプエルトリコ 【撮影:龍フェルケル】

 マイアミ国際空港からアメリカン航空の飛行機が南東に飛び立ち約2時間になる頃、それまで英語のみだった機内アナウンスに突如、スペイン語が加えられた。プエルトリコの首都サンフアン到着に向け降下体勢に入るという。

 同じカリブ海に浮かぶキューバの南東、ドミニカ共和国の東に位置するプエルトリコは不思議な島だ。

 アメリカの自治領である一方、公用語はスペイン語。1493年にクリストファー・コロンブスが発見してからスペインが征服してきたが、1898年の米西戦争で勝利したアメリカに管理権が移った。アメリカ合衆国国勢調査局が2015年に実施した調査によると、340万人いる島民の80%が英語を「決して得意ではない」としている。

 アメリカ合衆国の一部だが本土とは大きく異なる文化があり、中南米に位置しながらドミニカやキューバとはまるで違う雰囲気が漂っている。
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著者プロフィール

1979年埼玉県生まれ。上智大学在学中からスポーツライター、編集者として活動。05年夏、セルティックの中村俊輔を追い掛けてスコットランドに渡り、4年間密着取材。帰国後は主に野球を取材。新著に『プロ野球 FA宣言の闇』。2013年から中南米野球の取材を行い、2017年に上梓した『中南米野球はなぜ強いのか』(ともに亜紀書房)がミズノスポーツライター賞の優秀賞。その他の著書に『野球消滅』(新潮新書)と『人を育てる名監督の教え』(双葉社)がある。

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