佐々岡新監督率いるカープの命運は? まさかのBクラスからV字回復狙う

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今季は4年ぶりのBクラスに転落した広島。来季からは佐々岡新監督(写真中央)が率いる 【写真は共同】

 リーグ3連覇からまさかのBクラスに転落した2019年の広島カープ。緒方孝市監督の体罰事件の発覚やバティスタのドーピング問題など、グラウンド外の騒動も多い1年だった。5年間、指揮を執った緒方監督が退任し、佐々岡真司新監督が就任した来季のカープはどうなるのか。

今季、Bクラス落ちの敗因は?

 今季の敗因として、オフェンス面では昨年まで2年連続MVPの丸佳浩(巨人)が抜けた穴を埋められなかったこと、ディフェンス面ではリリーフ陣の崩壊が挙げられる。

 丸に代わる「3番・センター」に期待された野間峻祥は打撃不振で定位置を守れず、前年に初の規定打席到達で打率3割、70打点を記録した松山竜平も2度の頭部死球などで、なかなか調子が上がらなかった。今季から外野にコンバートした西川龍馬が定位置をつかんだが、1番打者の田中広輔が極度の不振に陥り、打順が固定されなかった。

 投手陣では、3年連続で胴上げ投手となった守護神の中崎翔太が開幕直後から救援失敗を繰り返し、6月と8月に2度の二軍降格。3連覇中にブルペンを支えた一岡竜司や今村猛なども本来の状態ではなく、勝ち続けた反動が勤続疲労として現れた形となった。18年にセットアッパーとして覚醒したフランスアが抑えに回ったが、ポジションの変更が投球内容に大きく影響し、3連覇を支えたブルペンが地滑りのごとく崩壊していった。

 投手では中崎、野手では田中広や松山に象徴されるように、緒方監督が3連覇メンバーを重用し過ぎた点も裏目に出た。丸の補償選手として加入した長野久義も起用法を誤った印象で、開幕前の不安点が軒並み出てしまったようなシーズンとなった。
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著者プロフィール

プロ野球の”いま”を伝える野球専門誌。年4回『季刊ベースボール・タイムズ』を発行し、現在は『vol.41 2019冬号』が絶賛発売中。毎年2月に増刊号として発行される選手名鑑『プロ野球プレイヤーズファイル』も好評。今年もさらにスケールアップした内容で発行を予定している。

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