2020年の新人王レースを占う 佐々木、奥川よりも本命視される選手は?

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 令和最初のドラフトでは育成を含めて計107人の選手が指名を受け、新たにプロのユニホームに袖を通すことになった。2020年の五輪イヤー、注目ルーキーを紹介し、来季の新人王予想を行ってみる。

令和新時代を背負う2人の怪物

新入団会見で掲げた目標は「沢村賞」。“令和の怪物”佐々木朗希の新たな挑戦がスタートする 【写真は共同】

 2019年ドラフトの超目玉だったのが、「令和の怪物」と呼ばれた佐々木朗希(千葉ロッテ)だ。菊池雄星(マリナーズ)、大谷翔平(エンゼルス)と怪物級の選手を立て続けに輩出した岩手県から、さらに大きなスケールを持った投手が登場した。

 190センチの上背から繰り出すストレートは最速163キロをマークし、スライダー、フォークの切れも一級品。公立校である大船渡高から甲子園での活躍が期待されたが、夏の岩手県大会の決勝戦での登板回避という前代未聞の事態で、プロも含めた野球界に大きな波紋を呼んだ。

 規格外の投球は身体的な負担が大きく、故障を避けるための監督の判断で、秋に行われたU-18野球ワールドカップでも右手中指の血マメの影響もありわずか1イニングの登板で大会を終えた。近年は若手投手の育成に定評があるロッテへの入団は“朗報”と言えるが、まずは体づくりが第一で、来季の新人王候補には入りそうもない。

 高校生投手として佐々木と並び称されたのが、夏の甲子園準優勝投手となった星稜高・奥川恭伸(東京ヤクルト)。ドラフトでは1位指名で3球団が競合し、佐々木とは対照的に完成度の高さが評価される。甲子園では延長14回を投げて23奪三振の快投も演じた。最速154キロの速球に、変化球の制球も高校生では群を抜いており、特にスライダーの切れ味はプロでも一流の域と言われるレベルだ。こちらは1年目から1軍のマウンドで姿を見ることができそうだ。
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著者プロフィール

プロ野球の”いま”を伝える野球専門誌。年4回『季刊ベースボール・タイムズ』を発行し、現在は『vol.41 2019冬号』が絶賛発売中。毎年2月に増刊号として発行される選手名鑑『プロ野球プレイヤーズファイル』も好評。今年もさらにスケールアップした内容で発行を予定している。

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