順風満帆だったトッテナムに何が!? 不振を招いた「3つの誤算」
10月1日のCLバイエルン戦では、自慢の新スタジアムで屈辱的な大敗を喫した。昨季の勢いをすっかり失ったチームは、プレミアリーグでも首位リバプールに13ポイント差の7位と奮わない 【Getty Images】
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首位リバプールとは早くも勝ち点13差
2014年5月から指揮を執るポチェッティーノ監督の下、衝撃的な1年を過ごしたのが昨季。プレミアリーグはアーセナルやマンチェスター・ユナイテッドを上回る4位でフィニッシュし、4年連続でCL出場権を獲得した。
それ以上のインパクトを残したのがCLだ。ドルトムント(ラウンド16)やマンチェスター・シティ(準々決勝)を蹴散らす快進撃でファイナルに進出。クラブ史上初となるその決勝のひのき舞台ではリバプールに0−2で敗れたものの、CLのピッチに立つことすらままならなかった数年前を思えば、まさに快挙だった。
称賛に値するのは、新戦力をひとりも獲得せずにその快挙を果たした事実だ。名将ポチェッティーノの手によって戦術的な幅を広げ、組織的な完成度を高めたチームは、4月に完成した新スタジアムも追い風となり、躍進を遂げたのである。
ところが、優勝も期待された今季は開幕からふがいないパフォーマンスが続いている。第9節を終えたプレミアリーグは3勝3分け3敗の7位。8勝1分けで首位を快走するリバプールに早くも勝ち点13という大差をつけられている。それだけではない。CLではホームで醜態を晒してしまった。グループステージ第2節のバイエルン・ミュンヘン戦で守備組織が破綻し、2−7という歴史的な惨敗を喫したのだ。
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