今季は「ゴールへの意識を高めたい」 長友佑都手記『ありのままの自分』

長友佑都

けが予防と集中力向上につながった「食トレ」

多くの方に「ファットアダプト食事法」を知ってもらうために、さまざまな取り組みを行っています 【写真提供:長友佑都】

 最後に、今後の僕の情報発信についてと宣伝を少しだけさせてください。過去にこの手記でもお伝えしましたが、僕はトレーニングの一環として、加藤超也シェフと食・楽・健康協会の山田悟先生と一緒に「ファットアダプト食事法」を創り上げました。

 このファットアダプト食事法とは、僕が3年前から食事の改善をスタートしてたどり着いた食トレでした。これまで「三大栄養素の一つである『糖質』がアスリートにとって重要である」と教わってきましたが、僕は食後の血糖値が上がりやすかったので、1食あたりの糖質量を40〜60グラムに設定した。そして、そのかわりに「脂質」「たんぱく質」をお腹いっぱいになるまで食べるようにしたんです。詳しくは、下記のコラムで詳細を書いているので、ぜひ読んでみてください。

※リンク先は外部サイトの場合があります

 効果などは人によってさまざまですが、僕の体感としては筋肉系のけがが全くなくなり、持久力が持続するようになり、頭がさえて集中力が上がったと感じています。

今後は僕なりに情報発信をしていきます

 そんな食事法を今後は一人でも多くの人に届けたいと思い、先日に自動献立レシピ提案サービスをリリースしました。その名も「FAT ADAPT」です。

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 皆さんの身長・体重・年齢・身体活動レベル・1食あたりの糖質量を選んでもらうと、自動で献立を作成してくれるサービスになっています。全て加藤シェフが日本のスーパーで買った食材で作っているので、すぐに実践してもらえるようなレシピで構成されています。

 今回でこの手記も最終回となります。スポナビで連載をさせてもらったことで、アウトプットすることの大切さを改めて感じました。年齢もこの9月で33歳になるけれど、年齢を言い訳にしないために、さまざまなことに取り組んでいます。トレーニングだけではなくて、コンディション維持の部分や、頭の整理、考え方の部分など、いま伝えたいことは伝えられたと思います。

 たくさんの人に自分の経験を伝えられる場があったのはうれしいことですし、僕は自分が良いと思うことは発信したいたちの人間なので、この場があってすごく良かった。今後はFAT ADAPTを通して、アスリートはもちろんのこと一般の方を含めて、僕なりに情報発信ができればと思っています。そして、次の若い世代が早くから「食」の大切さに気づいてアクションしてもらえるようにしていきたいなと思っています。

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