長友佑都手記『ありのままの自分』
優勝する自信とその裏付け

W杯以来の緊張感があった優勝決定戦

いつも応援してくださる皆さんのおかげで、トルコリーグを連覇することができました!
いつも応援してくださる皆さんのおかげで、トルコリーグを連覇することができました!【写真提供:長友佑都】

 こんにちは。ガラタサライの長友佑都です。


 先日のバシャクシェヒル戦で勝利し、トルコリーグを連覇することができました。去年も優勝しましたが、また違ううれしさがあります。ここを目標に長いシーズンやってきているので、優勝は本当にうれしいです。いつも応援やサポートをしてくださっている皆さんのおかげです。本当にありがとうございます!!


 優勝が決まる試合は、久しぶりの緊張感でした。でもいい緊張感。この半年で1番緊張したかも。ワールドカップ以来の緊張感でした。でも、自信ももちろんありました。これまでの経験があるので。試合前の整列時、自信がある時は笑みがこぼれるというか、少し余裕のある表情になるんです。

テリム監督(中央)は優勝決定戦でもいつもどおり。ただ、監督の心構えは別次元でしたね
テリム監督(中央)は優勝決定戦でもいつもどおり。ただ、監督の心構えは別次元でしたね【写真提供:長友佑都】

 ファティ・テリム監督が試合前にかけてくれた言葉もいつもどおりでした。ただ、ロッカールームでの熱量、テンションはいつもよりは高かったかな。最高の状態だったと思います。いつも通りとは言ったものの、監督の心構えは別次元ですね。本当に肝がすわっている。「皇帝」という愛称がぴったりの監督だと思います。なんといっても、威圧感、存在感がえげつないんです。僕たちも安心してついていくことができる存在ですね。

チームメートを愛することの重要性

チームメートとのコミュニケーションで重要なのは、まず相手を愛すること
チームメートとのコミュニケーションで重要なのは、まず相手を愛すること【写真提供:長友佑都】

 ガラタサライに来て2回目のリーグ優勝ですが、あらためてチームになじむことができているなと感じています。それが優勝できた一つの要因でもあると思っています。


 僕はチームメートとのコミュニケーションをとても大切にしています。まず、一番に大事なのは相手を愛すること。愛にかなうものはない。いい言葉などで伝えるだけではだめ。相手を愛することで相手も答えてくれる。接する選手を愛していないと上辺だけになってしまい、本当の意味で仲良くなれないと感じます。


 もちろんヨーロッパに来た当初は、言葉の壁がありました。でも日本から本を持って行ったり、家庭教師をつけたりと勉強はしていました。あとはとにかくコミュニケーションを実際に取ることで慣れていき、イタリア語をマスターすることもできた。もうヨーロッパに来て長くなってきているので、今では日本語よりもラテン語の方がぱっと浮かぶほどになってしまったけどね。

ガラタサライにはさまざまな言語を話す選手がいます
ガラタサライにはさまざまな言語を話す選手がいます【写真提供:長友佑都】

 ガラタサライにはさまざまな言語を話す選手がいます。でも、接する選手を好きになって、愛することができれば何も問題ない。プレー中は選手に合わせて言語を変えてコミュニケーションを取っています。英語しか話せない人には英語。イタリア語を話せる人にはイタリア語。でもスペイン語を話す選手が多いので、スペイン語で話すことが一番多いかな。


 あと僕、イタリア語をしゃべると冗談が多くなるんです。日本語で話している時とキャラが変わる。個人的にはラテン語(イタリア語・スペイン語など)の方がコミュニケーションが取りやすいです。言葉の裏にある文化の力などがあるとは思うけれど、明るくなるというか、冗談も増えるんですよね。とにかく最高の仲間たちとシーズンを戦って、最高の結果を出すことができたのでよかったです。


 最後に、日本代表のことを話させてください。これからまた代表ウィークに入るわけだけれど、選ばれるかどうかは監督が決めること。でも俺のサッカー人生、日本代表で戦えなくなったら引退。現在の心境は、それぐらいの覚悟です。自分自身がやれるのか。日本代表として、自分がやれないと感じたら、やめるときだなと思っている。だから、また日本代表の力になりたいと思っています。

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