今季は「ゴールへの意識を高めたい」 長友佑都手記『ありのままの自分』

長友佑都

オフは久しぶりにゆっくりと過ごすことができ、リフレッシュができたと思います 【写真提供:長友佑都】

 こんにちは。ガラタサライの長友佑都です。

 ここ最近での僕の大きなトピックスとして、先月に第二子が誕生しました。初めて出産に立会うことができましたが、改めて女性の偉大さに気が付きましたね。トルコでの出産だったのですが、異国の地での出産ってやっぱりいろいろと大変だし、妻も不安が多かったと思います。無事に生んでくれて感謝しかないですね。夫として、父親として、より一層の責任感を持っていきたいと改めて思いました。

 オフはコパ・アメリカの日本代表に招集されなかったこともあり、久しぶりに日本でゆっくりと過ごすことができました。自主トレも兼ねて家族で宮古島に行ったり、地元・愛媛に帰省をしたり、リフレッシュができたと思います。

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「ゴールに関わる確率」を高めたい

今季はゴールに関わる確率を高めたいと思っている 【写真提供:長友佑都】

 トルコに帰ってきてからは、リーグ戦があっという間に開幕しました。ここまで3試合で1勝1分け1敗。すべての試合にフル出場することができたけれど、個人としてはかなり良い状態です。けがをしていた膝の調子も良くなってきたので、技術的な練習や頭の整理のトレーニングを多くしています。ただ、9月入ると代表も含めて試合が立て続けに入ってくるので、トレーニングとケアのバランスを考えて、うまくトレーニングをしていきたいと思っています。

 今年のガラタサライでの目標は、「ゴールへの意識」を持ち続けること。目的地(ゴール)があって、シーンにとらわれずに流れに乗れるかが重要だと思っています。前線にバランスを取れる選手が増えたので、今シーズンはゴールに関わる確率のところを高めたいと思っています。

チームの戦力は去年よりも上がっているので心配はしていません(写真はトルコ・スーパーカップ優勝時) 【写真提供:長友佑都】

 チームのクオリティーも、選手の戦力は去年よりも上がっていると感じるので、心配はしていません。あとはコンディションの問題かなと。コパ・アメリカ、アフリカ選手権(アフリカネイションズカップ)を戦ってきた選手たちが多く、合宿をやらずに開幕を迎えているので、そこが少し不安な部分ではあります。でも、そこまで心配はしていない。チームの強さに疑問はないので、確実に良くなっていくと思います。

 そして久しぶりに日本代表に選出してもらいました。パラグアイとの親善試合をやったら、ミャンマー戦からワールドカップ・アジア2次予選が始まります。

 正直もう予選が始まるのか、という感じ。早いなと思うと同時に、難しい予選になるんだろうなとも思っている。日本がW杯に出られるのは当たり前じゃないし、死に物狂いで戦わないといけない。本当に危機感がある。自分が引っ張っていくのは当然のことだし、勝利に貢献したいと思います。

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