広島の本命はノーシード・広陵 地方大会の有力校を分析、中国・四国編
今春センバツで150キロを計測した河野を擁する広陵は打線も強力 【写真は共同】
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岡山
◯関西
△倉敷商
序盤から好カードが多く、混戦模様。連覇を狙う創志学園は高校日本代表候補研修合宿に参加した153キロ右腕・西純矢(3年)と春にエース格として登板した146キロ右腕・草加勝(3年)の二枚看板。捕手で主将の横関隼(3年)が冷静なリードで引っ張る。課題は打線で、好投手・万代凌也(3年)を擁する岡山南との初戦でどこまでの得点力を見せられるか。好勝負が期待される。
中国王者・関西は、春の公式戦全てで二桁安打を放った打撃が自慢。秋のエースだった栗原大樹(3年)がどこまで復調してくるか。7年ぶりの出場を狙う倉敷商は、左腕の木村蒼(3年)を中心に投手層が厚い。
開幕ゲームのおかやま山陽vs.岡山学芸館は1回戦屈指の好カード。秋の中国ベスト8の岡山理大付、春の県大会で創志学園を破った倉敷工、強豪の玉野光南なども優勝候補に名が挙がる。
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広島
◯崇徳
△呉
高校日本代表候補研修合宿に参加した150キロ右腕・河野佳(3年)を擁する広陵が大本命。左の石原勇輝、森勝哉(いずれも3年)も安定感があり、打線も強力だ。春の県大会で2回戦敗退に終わりノーシードとなったため、今夏はマツダスタジアムでの開幕戦に登場する。夏2回出場の西条農との好カードが決まった。マツダの開幕戦からマツダの決勝まで勝ち進む。
昨秋中国ベスト8の崇徳は、現チームから早稲田大学を率いた應武篤良監督が就任。主将の池上歩(3年)は巧打が光る。
春のセンバツ出場の呉はエース・沼田仁(3年)の巧みな投球術で夏初出場へ導けるか。15年ぶりに春を制した広島商は堅守と計算できる失点が強み。元南海投手の大久保学氏が監督に就任した新生・如水館、春の中国大会に出場した広、ノーシードの広島新庄なども上位候補。最速152キロのプロ注目右腕・谷岡楓太(3年)を擁する武田の戦いぶりにも注目だ。
鳥取
◯鳥取城北
△鳥取商
参加23チームは全国最少。今夏から準決勝後にも休養日を設定した。
センバツ出場の米子東が春の県大会も制覇。主将・福島康太(3年)は抽選会で念願の選手宣誓も引き当て、勢いに乗って夏も頂点を狙う。エース左腕・森下祐樹(3年)の玄人好みの投球術にも注目。
連覇を狙う鳥取城北は、甲子園を経験した山田椋一(3年)が攻撃の中心。2年生左腕・阪上陸、秋の米子東戦1失点完投の3年生右腕・別所季哉と投手陣も充実している。
鳥取商は秋春3位。清水響希と松本和宏(いずれも3年)の二枚看板は、秋の中国大会の広陵戦で2失点と好投。2強を打ち破れるか。秋春4位の倉吉東も侮れない。
島根
◯開星
△矢上
春4強は全て公立。その中でも秋春連覇した大社の戦力が充実している。エース・紙田貫(3年)は140キロ近い直球が武器。コントロールも良く、四死球が少ない好投手。春は左の茶山優(3年)が成長し、投手層は暑くなった。1992年以来27年ぶりの夏出場なるか。
秋3位の開星はノーシードながら田部隼人(3年)を中心に打線が強力。大社と同じブロックに入り、お互いが勝ち上がれば準々決勝で激突する。
矢上は秋春ベスト4。大社に次いで安定した成績を残した。木村維心(3年)を中心にした強力打線で初出場を狙う。昨夏優勝の益田東との初戦が大一番になりそうだ。
山口
◯早鞆
△下関国際
高川学園が秋春連覇で一歩リードする。主将で捕手の久保田碧月(3年)を中心に春の中国大会で見せた打撃力は全国クラス。エース・田尻崚祐(2年)は中国大会で1イニングの登板にとどまった。他の投手陣が充実しているものの、夏を勝ち抜くにはエースの復調がポイントになる。
早鞆は春の山口大会準優勝。高川学園とは1点差の接戦を演じた。エース格の櫛田杜倭(3年)など複数の投手に力があり、10年目となる大越基監督が継投を軸に組み立てる。
昨夏の代表校の下関国際は、甲子園を経験した左腕・木村大輝(3年)が投打の大黒柱。秋準優勝の聖光は左腕・中本至音(3年)のピッチングに注目だ。
萩商工、宇部商、桜ケ丘なども力がある。準決勝後にも休養日ができたことが、終盤の戦いにどんな効果をもたらすか。
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