「大人」へと成長した創志学園・西純矢 静かなる闘志で高校最後の夏を戦い抜く
ライバルの姿に心を打たれた
「BIG4」の一角に連なる西。甲子園出場に向け、モデルチェンジをはかっている 【沢井史】
「佐々木君はやっぱり評判通りのすごいピッチャーでした。練習前のストレッチからも黙々とこなしていて、話しかけられない空気があって……。あと、自分はバッティングにも自信を持っていますが、同じ投手で一番バッティングが良いなと思ったのは宮城君(大弥/興南)でした」
すらすらと合宿での感想を述べる中で、やはり最も意識してきたという奥川の話題になると西は嬉しそうにこう続ける。
今春のセンバツで躍動した奥川のマウンドでの姿の中で、西が心を打たれたシーンがある。初戦の履正社戦。8回裏に2死一塁の場面で、代打の関本勇輔(履正社)が打った三塁ゴロが三塁手の悪送球でセーフとなり、2死一二塁のピンチに膨れ上がった。三塁手は2年生の知田爽汰だ。委縮していまいそうな2年生に対し、奥川はすぐさま“切り替えろ”と声を掛け、指をクルクル回すジェスチャーを見せた。
「あの場面こそ、奥川君は大人だと思いました。秋までの自分があのマウンドに立っていたら、イライラしていたと思います」と西は苦笑いした。
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