イチローにとって記録とは?
見えたのはピート・ローズと異なる景色

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連載:第6回

2016年には日米通算ながら、ピート・ローズの最多安打記録を抜いた
2016年には日米通算ながら、ピート・ローズの最多安打記録を抜いた【写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ】

 イチローについて、どう思っているのか。ピート・ローズ(レッズなど)に真意を聞こうとラスベガスを訪れたのは2016年6月のこと。イチローが日米通算ながら、ローズの最多安打記録(4256安打)に一桁と迫っていた。


 ローズは当時、マンダレイベイ・ホテル内にある「アート・オブ・ミュージック」というショップで定期的にサイン会を開いており、事務所に連絡をしてもなしのつぶてなので、そこで話を聞こうと考えたのである。

4256安打を超えて

 どう接近するか。様子を見ていると、並んでいる人がいなければ、サインをしながらファンと雑談したり、写真撮影に応じたりしている。そこに紛れ込むか。


 ただ、サインをもらうには、その店でサインをしてもらうためのグッズを購入する必要がある。それが双方の儲けになるよう。定員に尋ねると、現役時代の写真が75ドル(約8200円)、ボールが99ドル(約1万1000円)、バットが199ドル(約2万2000円)といったリストを渡された。サインに言葉を添えてもらうことも可能だが、追加料金がかかるという。例えば、「ごめんなさい。私は野球賭博をしました」が200ドル(約2万2000円)だった。


 ボールを購入し、人がいなくなったタイミングでローズのところへ。隣に座るよう促され、店員が写真まで撮ってくれた。


「何か、言葉を入れて欲しいのか?」

丹羽政善

1967年、愛知県生まれ。立教大学経済学部卒業。出版社に勤務の後、95年秋に渡米し、インディアナ州立大学スポーツマーケティング学部卒業。シアトルに居を構え、MLB、NBAなど現地のスポーツを精力的に取材し、コラムや記事の配信を行っているほか、NHK BS−1で放送されている「ワールドスポーツMLB」にも出演している。

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