東日本大震災……その時、大谷は? 消えることはない記憶
東日本大震災の時、大谷は室内練習中だった。さまざまな状況にあったチームメイト。大谷はこの経験により、仲間意識や団結力が増したと父徹さんは言う 【写真は共同】
悲しい経験も味わった。2年生になる直前の東日本大震災。2011年3月11日に発生した未曽有(みぞう)の出来事は、岩手県で生まれ育った大谷にとって忘れられないものである。
※リンク先は外部サイトの場合があります
「練習中に、ものすごく大きな揺れがありました。そのときは、どれぐらいの規模の地震なのかわかりませんでしたが、ああいうことになるとはまったく想像できませんでした」
花巻東高校がある花巻市は、太平洋を望む岩手県の沿岸地域から車で約2時間離れた内陸地域だ。一度目の巨大な揺れが起きたとき、野球部の寮は停電し、学校の校舎一部にはヒビが入った。大谷を含む選手たちは室内で行なわれていた練習の手を止めて、すぐに避難した。大谷は地震発生直後に家族と連絡が取れた。だが、部員のなかには沿岸地域の出身者が多くいる。自宅を流された者もいた。大谷は言う。
「家族と連絡が取れない仲間もたくさんいました。安否がわからなくて不安だったと思いますし、すべてがなかなか前に進まない状況が続きました」
続きはスポーツナビ公式アプリ(無料)で読むことができます。
- アプリケーションはiPhoneとiPod touch、またはAndroidでご利用いただけます。
- Apple、Appleのロゴ、App Store、iPodのロゴ、iTunesは、米国および他国のApple Inc.の登録商標です。
- iPhone、iPod touchはApple Inc.の商標です。
- iPhone商標は、アイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています。
- Android、Androidロゴ、Google Play、Google Playロゴは、Google Inc.の商標または登録商標です。
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ