高校1年・大谷を野手一本で育成した狙い 壮大な目標「160キロ」に向けて
「いずれは160キロが出るよ」
野手としても高い才能を示した大谷だが、佐々木監督は、将来的に「160キロ」を出す投手に育てるため、野手をさせていたという 【写真は共同】
佐々木監督が当時を振り返る。
「まだまだ身長が伸びている段階だったので過度なトレーニングや起用はできない。ピッチャーとしては入学直後から130キロ台中盤ぐらいの球速を出していたと思いますが、その時点でチーム内では一番に近いボールを投げていました。それだけに、試合で勝つことを考えれば、喉から手が出るほどに試合で使いたかったというのが本音です。手足が長く、特にリーチの長さはスピードボールを投げるための絶対条件。また、関節の可動域の広さ、股関節や肩甲骨の柔らかさ。そういった親御さんから授かった要素をもともと持っていましたし、試合で投げれば、ある程度の結果はついてきたと思います。でも、入学間もない春先は投げさせることがありませんでした。まずは外野手をやらせて、しっかりと下半身を鍛えてからピッチャーに移行していこうと考えました。徐々に段階を踏んで、一歩一歩階段を登るように。エレベーターのように一気に上がると、逆に一気に落ちることもあるので、体の成長やピッチャーとしての成長、そして人間的な成長が、それぞれにゆっくりとした曲線を描きながら上がっていくように。体と心の育成をやっていこうと最初に決めました」
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