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noteでクラブの情報を効率的に発信する
「IT活用でJクラブは変わる」第5回
2018年シーズンが終了。フロント業務は来季の準備があるため、むしろオフのこの時期に業務量がピークを迎えます
2018年シーズンが終了。フロント業務は来季の準備があるため、むしろオフのこの時期に業務量がピークを迎えます【(C)J.LEAGUE】

 ごぶさたしております、えとみほです。実は、シーズン終了間際からここまで、あまりにもクラブのフロント業務が忙しすぎて、1回連載をお休みしてしまいました。これまでの自分の認識だと「シーズンオフ=お休み」という感覚だったのですが、それはあくまで表舞台に立つ選手の話。営業やマーケティング、管理部といったフロント業務は来季の準備があるため、むしろこの時期に業務量がピークを迎えます。


……という言い訳はさておき、今週は「ファンを巻き込むデジタルマーケティング」の一例として、クリエイター向けプラットフォーム「note(ノート)」の活用についてお話ししたいと思います。


 noteとは、文章、写真、イラスト、音楽、映像などの作品を投稿して、クリエイターとユーザをつなぐことができるウェブサービスです。作品(ノート)は、通常のブログやSNSなどと同様に無料で公開することもできますし、手軽に売り買いすることも可能です。

1週間のクラブ動向をまとめた「週刊栃木SC」を発刊

 実は、栃木SCでは11月の中頃からこのnoteを使って「週刊栃木SC」というウィークリーマガジンを発行しています。このマガジンは、1週間のクラブ全体の動きを、Twitter(ツイッター)やInstagram(インスタグラム)、Facebook(フェイスブック)などのSNS投稿をベースにまとめたものです。まとめるのは、公式の発信のみにとどまりません。中にはファン・サポーターの投稿も含まれています。

初回配信のテーマは「あれから1年」。J2昇格を決めた1年前を振り返るサポーターのツイートを拾って掲載しました
初回配信のテーマは「あれから1年」。J2昇格を決めた1年前を振り返るサポーターのツイートを拾って掲載しました【提供:江藤美帆】

 ちなみに、もともとこういったファン巻き込み型コンテンツのアイデアは私の発案ではなく、FC今治フロントスタッフの中島啓太さんが個人で始めた「FC IMABARI HIGHLIGHTS」というnoteにインスピレーションを得たものでした。

【提供:江藤美帆】

 これを見た私が、「栃木SCでもやりたい」とツイートしたところ、中島さんからも「どうぞどうぞ」と言っていただいたのがきっかけです。

【提供:江藤美帆】

 このツイートをしてから2日で配信、翌週には学生インターンを1名担当につけ、レギュラー化が決定しました。というのも、このやり方が極めてわれわれのような“市民クラブ”にマッチしていると感じたからです。

サッカークラブとキュレーションメディアは相性がめちゃくちゃいい

 週刊栃木SCのような、外部の投稿をかき集めて作られたメディアを「キュレーションメディア」と言います。数年前に一世を風靡(ふうび)したメディアの作成手法ですが、さまざまな権利関係の問題が露呈し、最近はあまり聞かれなくなっていました。


 ところが、今回noteというプラットフォームを使ってキュレーションメディアを作ってみたところ、予想外のメリットがたくさん見つかりました。そのメリットは、大きく分けると次の3つになります。

えとみほ(江藤美帆)
えとみほ(江藤美帆)

Jリーグ・栃木SC、マーケティング戦略部長。外資IT企業、大手ネット系広告代理店勤務などを経て、スマホで写真が売れちゃうアプリ「Snapmart」を開発、ピクスタ100%出資子会社のスナップマート株式会社の代表取締役に就任。2018年3月に代表を退任し、5月より現職

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