ラマスHC「前半と後半は全く別物だった」 W杯2次予選 カタール戦後のコメント
カタール戦後の会見に臨んだフリオ・ラマスヘッドコーチ 【写真:バスケットボールキング/山口剛生】
比江島慎のレイアップシュートで試合をスタートさせた日本は、ニック・ファジーカス、田中大貴が続き、第1クオーター(Q)を20−15とリードを奪った。しかし、第2Q、カタールが繰り出したゾーンディフェンスにリズムを崩されてペースダウン。前半終了時には31−32と反対にリードを奪われる展開となる。
重苦しい空気が流れ始めた中、ハーフタイムにフリオ・ラマスヘッドコーチ(HC)は「新たな試合に臨むように切り替えていこう」と指示。さらにマンツーマンとゾーンのチェンジングディフェンスからマンツーマンディフェンス1本に絞り、カタールのオフェンスにプレッシャーをかけた。すると、カタールはタフショットを強いられ、得点を伸ばすことができなくなる。日本は地元、富山出身の馬場雄大が速攻からダンクシュートを決めるなどカタールを圧倒し、最後は38点差をつけて試合終了のブザーを迎えた。
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選手たちは自分たちの力で流れを変えてくれた
前半と後半は全く別物だった。前半、ディフェンスは良かったが、オフェンスに関しての確率が悪かった。後半はディフェンスを激しくいけたのが良かったと思う。前半を1点差で終えて、後半に点差を30点に広げることはなかなかない。いい試合だった。
――普段よりもベンチからセットオフェンスの指示をするシーンが少なかったのはなぜか? また、(9月の)イラン戦に続き後半に守備がよくなった理由は?
セットプレーの指示に関しては、第3Qの終わりまでは選手たちに託して、モチベーションを上げさせるようにしていた。イラン戦でも後半に逆転できたのは、選手たち、自らの力と言える。本当に選手たちは自分たちで考えて、気を引き締めて流れを変えてくれたと思う。ただ次のカザフスタン戦では違う状況が生まれるかもしれない。1戦ごとに(試合の展開は)違うものだ。
――前半のディフェンスシステムを、後半マンツーマンに変えたのは試合前に想定していたのか? それとも状況に応じてなのか?
前半はゾーンディフェンスとマンツーマンディフェンスを使い分けていた。しかし、後半はマンツーマンディフェンスのみで臨んだ。理由としては相手を焦らせ、ミスを犯させるためだ。
(取材協力:バスケットボールキング)
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