メイウェザーvs.天心、ルールは?契約は? RIZIN榊原氏「(ファイトマネーを)払えんのか!」

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最初のアプローチはメイウェザー側から

榊原氏(中央)はRIZINの海外進出にも夢を馳せる 【赤坂直人/スポーツナビ】

――プロモーターとしての高揚感を久しぶりに感じている?

 もちろん高揚感はあるんだけど、高揚感よりは本当に実現させられるかなっていう、高田vs.ヒクソン戦の時もそうだけど、当日の当日まで、2人がリングに上がって試合が成立するまで気が抜けなかった時のことを覚えているんですけど、その時のような緊張感の方が大きいですね。

 こうやってみなさんに興味を持ってもらった分、その期待に応えないと、「なんだよ大したことないじゃん、話違うじゃん」ってならないように。期待通り、期待以上のものを出すために31日に向けての努力がこれから始まるんだなと思うと、その責任感とか道のりの方が今は大きいですね。

 終わった後に自分のなかにどういう思いが去来するかはちょっと分からないです。

――「この一戦があるなら」と協力してくれるスポンサーもある?

 そういうところはたくさんあるんじゃないですか。そこに期待しているし、今まで振り向かなかったスポンサーさんにも振り向いてもらいたいと思っています。放送局とか配信権とか、今までもRIZINとして世界に配信したり放映権は売っていましたけど、われわれにとっても未来に向けて、世界中の人にRIZINという戦いの舞台に興味を持ってもらう、知ってもらういい機会だと思っています。世界中にどれだけRIZINを売り出していけるか、特に北米マーケットに対して。楽しみです。

――放送時間は?

 何時にメイウェザーvs.天心が流れることがいいのか。当然米国のことを考えたら少しでも遅いほうがいいわけです。22時とか23時とか。でも地上波と交渉するなかで当然、紅白の裏で枠を空けていただくとすると、一番ベストタイミングの放送時間が何時なのか。その他のことも合わせて、そういったパズルをここから1週間くらいで一気に進めたいと思います。

――メイウェザーはMMAに興味を持っているのか?

新しいチャレンジをすることにすごい興味を持っています。コナー・マクレガー(UFC)とやったこともそうですけど、MMAを認識しているし、でも一足飛びにMMAをやるかと言うと、話している感じではそんな簡単なことではないと思います。

 本人はいろいろなチャレンジをしたいと思っても、周囲のマネジメントチームが彼のブランドをどう守っていくかという考え方があるので。そのマネジメントチームが何人もありますから。

日本からアジア全体に広げていきたいという思いもあるし、みんなの思惑のバランスを取りながら、本人のやりたいことを全てやれるという環境でもないのかなと思っています。

――交渉のアプローチはどちらから?

 9月30日の大会(RIZIN.13)が終わってからですね。10月に入ってからメイウェザー側と接点を持って、どちらかと言うとメイウェザーのマネジメントチームから、9月30日のRIZINを見て、「日本でやるならこの舞台しかないと思いました」と。メイウェザーを日本で試合をさせることについて、一度具体的な相談をさせてほしい、と正式に申し入れを受けて、そこからです。だから(発表まで)約1カ月をかけて全ての話がまとめあげられたということです。

――向こうの方が先にきた?

 そうです。

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