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JWP活動停止の裏側とPURE-Jの1年
後楽園大会を前にボリショイが語る

1年立ったPURE−Jは「まだまだ未熟」

まだまだ現状は厳しいながら、JWPの看板を降ろしてからはアクティブに動けている
まだまだ現状は厳しいながら、JWPの看板を降ろしてからはアクティブに動けている【ミカエル・コバタ】

――準備期間の「ドリーム女子プロレス」は、どんな感じでしたか?


 どこの団体にも所属しない無所属で、のびのびやれました。興行は開催しなきゃいけないし、選手に給料を払わなきゃいけない大変さはあったけど、楽しかったですね。いろいろなルールを実験してみたりで……。たとえ失敗しても、それが団体のカラーになるわけではないので、いろいろなことができました。開場して、お客さんに投票してもらって、入場式で試合順を決めたりとか。もちろん選手も事前に分からないから、第1試合に出ることになった選手は大変でしたね(笑)。もうJWPという縛りもなかったので、私がおもしろいと思ったことにチャレンジできた。いい準備期間になりました。


――「PURE−J」の旗揚げはやはり、聖地である後楽園ホールでやりたかったわけですか?


 そうですね。後楽園のスケジュールは、もう1年前に決まっているから、昨年の8月11日は、もう押さえてあったんです。JWPで借りてあったから、会場との話し合いで、名称変更をして、押さえ直したんです。


――旗揚げから、8力月がたちました。後楽園大会も2回ありましたが、運営はいかがですか?


 正直厳しいです。ただ、私は選手会のときから、運営をやってきて、JWPのときから、1度もいいときがなかったから、慣れっこです。厳しくても、自分たちがプロレスをするリングは自分たちで守らないといけない。経営者としては、JWPのときより大変ですけど、やることは以前と変わらない。でも、JWPのときより、アクティブに動けるようになったのはプラスですね。


――選手たちは、新団体になってどうですか?


 まだまだ未熟です。選手が日々、進化、成長していく姿をファンの方には見てほしいです。私たちは、決して最高傑作ではないし、最高峰でもない。プロレス団体なので、試合で見せていくしかないです。

慰問プロレスなども継続して行っていきたい

PURE−Jの生え抜き第1号選手になる道江には「Jの武器」になると信じている
PURE−Jの生え抜き第1号選手になる道江には「Jの武器」になると信じている【ミカエル・コバタ】

――昨今、道場を持たない団体も多くなりました。そんななか、JWP、PURE−Jは、苦しくても、ずっと道場がある状態をキープしています。これはやはりこだわりですか?


 もちろん、向上させていくには道場は必要です。私たちの強みは道場を持っている点。だからこそ、レスリングレベルも突き抜けていかないといけない。


――現実として、道場の維持費は大変ですよね?


 大変です(笑)。でも、亀有に移転してからは、道場マッチなどのイベントができるようになったし、一般開放もしているし、道場のない団体に貸し出しもしています。そうやって、なんとか維持してます。


――年3回の後楽園大会は、今年も継続されていくんですか?


 していきたいですね。でも、毎回「お客さんが入ってくれるのか?」と思うと怖いです。


――新団体が軌道に乗るまで、小さな会場で地道に活動してという考えはなかったんですか?


 選手のモチベーションもあるし、自分たちが「これくらいの規模の会場なら大丈夫」という安定した中でやっていると、どんどん縮小してしまうんです。現状維持ではなく、一歩一歩前に出て、少しでも手を伸ばせるようにがんばりたい。そのためにも、ビッグマッチは避けて通れないんです。


――現状の所属選手の数では、フリーや他団体の選手を借りないと、興行を行うのもむずかしわけですが、将来的には自前の選手だけでもやっていけるようにしていきたいですよね?


 そうですね。今度デビューする練習生の道江まりを含めて、現在即戦力が8人。そのほかにあと2人練習生がいるんですが、まだデビューできる段階じゃない。将来的には20人くらいいたらいいですね。そのために道場もあるんですから。


――練習生の道江選手は、かなりエキシビションマッチもやってますが、いかがですか?


 体の使い方がバタバタしてて、技術面ではまだまだ。でも、ハートは強くて明るい。きっと「Jの武器」になってくれると信じてます。


――道江選手はPURE−Jの生え抜き第1号選手になるわけですが、GPSプロモーションとの2団体所属という複雑な状況になってますね?


 彼女は最初にGPSさんに入ったんですが、道場もなく、指導者もいないということで、Jで預かったんです。そしたら、毎日練習している内に、「ここでデビューしたい」と言い出したんです。彼女自身、人を大切にする子で、「私を拾ってくれたGPSのリングにも立ちたいし、Jのみんなともやっていきたい」と言うんです。それで、GPSさんと話し合って、2団体所属ということになりました。興行がかぶった場合は、Jに出ていいという話で、GPSさん自体、興行数が多くないので、そんなに問題ないでしょう。


――昨年11月25日には、静岡県川奈の児童養護施設「川奈臨海学園」で、慰問プロレスをされましたが、今後もそういった福祉活動を行っていく予定ですか?


 そうですね。私自身が養護施設出身で、施設を回ったりしています。道場の前に設置しているジュースの自動販売機の売上げの一部を施設に寄付したりしています。「川奈臨海学園」への慰問は、主催者の「里親プロレス・プロジェクト」(代表・山近義幸氏)から、オファーがあれば、またいつでも行きます。先日、私が綾瀬警察署の一日警察署長に任命されました。警察署に私の等身大パネルが飾ってあって、「PURE−Jと綾瀬警察署がタッグを組んで、足立区を守る」と言ってるんです。そういった活動も、どんどんしていきたいですね。

スポナビDo

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