大谷翔平の活躍を現地で見よう! エンゼル・スタジアムでの楽しみ方
スタジアム内には水が流れ、噴水も上がる 【写真:山脇明子】
ロサンゼルス市内にあるドジャー・スタジアムがダウンタウンやハリウッドのサインを見渡せる優雅なスタジアムだとすれば、アナハイム市にあるエンゼル・スタジアムは球場を目の前にしただけでテーマパークに来たようなワクワク感を感じさせる球場だ。
正面広場には、野球選手の銅像ならぬミッキーマウスの像があり、球場内にはセンター後方に巨大な岩のオブジェがあり、水が流れ、噴水も上がる。試合開始前の選手紹介やエンゼルスの選手がホームランを打った時にはそこから花火が打ち上げられるなど、華々しい演出も行われる。
現地観戦の楽しみはダイナミックなプレーだけではない。まずスタジアムグルメから紹介しよう。アメリカの野球場だからといって、ホットドッグしかないと思っている人も多いのではないだろうか。
選手にちなんだ限定メニューを展開
5月3日まで販売されるポークカツカレーと抹茶チーズケーキ 【写真:山脇明子】
選手にちなんだ特別メニューも更新される。今季のスタートが、大谷翔平にちなんだメニュー。5月3日までの限定で「アジア料理」をテーマにした食べ物が一塁側の226セクションの売店で購入できる。特別メニューはポークカツカレー、巻き寿司、チキンの照り焼き、そして抹茶チーズケーキ。
5月10日から20日まではマイク・トラウトが大ファンのNFLフィラデルフィア・イーグルスから「フィラデルフィア料理」をテーマにしたメニューが展開される。その内容はチーズステーキ、ポーク・ディップ、フェデラル・プレッツェル、そしてウォーターアイス(砂糖や果汁、着色剤など使った氷菓)。6月1日から24日まではジャスティン・アップトンの「オール・アメリカン料理」で、シングルバーガー、ダブルバーガー、トリプルバーガーにミルクシェイクとアメリカ色たっぷりだ。7月6日から29日までがドミニカ共和国出身のアルバート・プホルスの「ラテン・アメリカ料理」、8月6日から28日までがイタリア系のマイク・ソーシア監督にちなんだ「イタリア料理」、9月10日から30日までがテネシー州メンフィス出身ザック・コザートの「アメリカ南部料理」と続く。
あっさりメニューのシュリンプ・アクアチリ 【写真:山脇明子】
売店だけではない。ライト側には、「セントアーチャー」という地ビールを扱ったレストランが入っており、ステーキや地鶏の手羽先など高級感のあるメニューが提供される。開門から試合終了までオープンしており、テラス席で地ビールを飲みながらゲームや練習を見られるのが魅力だ。
球場正面にあるチームストア
人気のエンゼルスグッズ。左からフォームフィンガー、ロゴ入りボール、エンゼルスのキャップ 【写真:山脇明子】
このストアではほとんどのエンゼルスグッズが手に入る。もし目当ての商品がない場合は、スタッフに聞けば球場内の他の売り場にないか問い合わせてくれる。
では、エンゼルスのチームストアではどんな商品が人気なのか。マーチャンダイズを担当するトニー・スティーブンソンさんに話を聞いた。
昨年、一番売り上げが良かった商品は、エンゼルスのロゴが入ったフォームフィンガー(人差し指を突き出した形の応援グッズ)。2番目がエンゼルスロゴが入ったボール。そして3番目はメジャーリーグ公式キャップを製造しているブランド“ニューエラ”のオーセンティック・コレクション59FIFTYだという。59FIFTYはファッション用のキャップではなく、選手が実際に使っているのと同じキャップ。最近注文が殺到しているのは、つばのところが紺色の打撃練習用のキャップだという。
大谷グッズもチームストアに並ぶ 【写真:山脇明子】
ホーム開幕を前に、エンゼルスが新たに販売する食べ物とグッズをメディアに披露した。そこでも大谷コーナーが設けられ、キャップやブランケット、記念コインやペットボトルカバー、窓やミラーに張り付けることのできるステッカーなど大谷ファンが喜びそうな商品が並んでいた。