石川祐希が選択した“プロ”という生き方 「世界が広がる、その景色を見てみたい」
「将来は上位クラブで優勝を目指したい」
3年前モデナに所属していた石川だが、十分な出場機会は得られなかった 【写真:Enrico Calderoni/アフロスポーツ】
ここ、というチームはないんですけれど、イタリアの上位4つ(ペルージャ、チビタノーバ、モデナ、トレンティーノ)のどこかでプレーしたいです。そういう上位チームで、やるだけではなく優勝を目指したい。どのチームにも(優勝の)チャンスがあって、そこはやってみないと分からない世界なので、その中で戦いたいと思いますね。
――その中でモデナは3年前に所属して、なかなか試合に出られなかったチームです。またそこでプレーしたいという特別な思いはありますか?
特別「モデナでやりたい!」というのはないですけれど、一応、古巣ではあるので(笑)。前回は「お客さん」みたいな感じだったので、次は勝負できる選手になってまた行きたいなと思ったりはしますね。あとは、ポーランドも興味がありますね。でも、日本人対決はまだいいかなって(苦笑)。
今は海外でプレーしている日本人選手が少ないので、海外に行っているだけで注目していただけることもあります。でも、そのステージをもっと上にあげたいんです。現状で自分はまだ下位のチームでしかやれていないので、そこはこれから自分がトップチームでやっている姿を見てもらえるように、成長していかないといけない。もし日本人同士で対決するのであれば、お互いにトップチームに行って、例えば決勝とか、そういうところで戦いたいと思いますね。