井上大仁、日本記録視野に攻めの走りを 東京マラソンに向け合宿も順調に消化
昨年の東京マラソンで日本人トップに入り、世界選手権代表を射止めた井上。今回も東京での快走を目指す 【写真:田村翔/アフロスポーツ】
(月刊陸上競技3月号より)
陸連主催の合宿も「ほぼ完ぺき」に消化
日本陸連主催の合宿も完ぺきにこなし、順調にトレーニングを消化している 【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】
元日の全日本実業団対抗駅伝では最長4区(22.4キロ)を区間2位と好走。日本陸上競技連盟主催のニュージーランド合宿(1月7日〜27日)では、神野大地(コニカミノルタ)、鈴木健吾(神奈川大)らとトレーニングをこなした。ポイント練習は距離走が中心で、40キロ走を2本(2時間15〜17分ほど)。間に50キロも1本(3時間ぐらいの野外走)実施した。
「ニュージーランドでは起伏を利用した走り込みを行いました。神野君、鈴木君にあおられながらも、井上は余裕を持ってこなせていたと思います」と黒木監督。トレーニングの流れは前回の東京とほとんど同じで、合宿の疲労度合いを見ながら、本番に向けて「スピード感覚」を上げていくという。
外国人トップ選手のペースで攻めていく
東京では世界のトップランナーに食い下がり、2時間6分台の日本記録も視野に入れている 【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】
02年10月に日本記録(2時間6分16秒)を樹立した高岡寿成(現カネボウ陸上競技部監督)以来となる日本勢の“2時間6分台”へ。
25歳の井上が果敢にチャレンジする。(文/酒井政人)
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