キタサンブラック偉業支えた“仕上げ人” もう一人の立役者・黒岩と3年の舞台裏
ディープを超えた17年天皇賞・春「あの勝利は嬉しかった」
「レース前に具合がいいと思ったのは、このジャパンカップと菊花賞。逆に良くないと感じたのはダービーと5歳の宝塚記念の2回です。あの宝塚のときはエネルギーが入っていない感じでした。追い切り時に4角で肩ムチ使ったのは初めて。あとのレースは普通というか、良さを見せないタイプでした」
黒岩が「嬉しかった」と振り返る、連覇を達成した17年天皇賞・春 【スポーツナビ】
劇的な勝利となった2017年豪雨の天皇賞・秋、黒岩は「雨なんか関係ない。ボクは“降れ”と思っていた」 【写真:中原義史】
「道悪を心配する方もいましたが、雨なんか関係ない。嫌がる馬もいるだろうし、むしろボクは”降れ”と思ってました。ストライドは大きいけれど、叩きつけるようなフットワーク。ピッチとストライド、両方できた」
「お前がちゃんと乗ったから」…グッと来た先輩の言葉
2017年有馬記念後のお別れセレモニーでは、オーナーの北島三郎さん(右)自らが黒岩を呼び込んだ 【写真:有田徹】
2世への期待「ボクも乗ってみたいです」
キタサンブラック2世の活躍も期待する黒岩、今度は本職のジョッキーとしての飛躍を誓う 【写真:高橋由二】
■黒岩悠(くろいわ・ゆう)
1983年10月26日、高知県出身の34歳。02年騎手免許取得、同年3月に栗東・吉岡八郎厩舎所属でデビュー。現在はフリー。JRA通算52勝(平地21、障害31)。164cm50kg、AB型。同期は田辺ら。趣味は麻雀。
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