【BOATRACE】準優6個レースを1着突破の優出6人 井口佳典が堂々の逃げVへ 蒲郡

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 ボートレース蒲郡(ナイター)の「準優6R制! DMM.com杯争奪『ボートガマ一代』カップ」は、一年に一度の企画レース。2013年にボートレース界初の試みとして行われ、すっかり名物レースの1つとして定着した。今年で12回目を迎え、25日の今節5日目は6R~11Rまでの6個レースで準優勝戦(予選順位1位~36位)が実施された。

 5日目を振り返ると南西からの向かい風2メートルで1Rが始まったが、2R以降は風速1メートル以下で行われ、絶好の静水面だった。優勝戦は6人全員が準優1着での勝ち上がりになり、優勝戦の枠番は予選順位による。

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 準優第1弾の6Rは、1枠の荒川健太(三重出身・三重支部44歳)【写真上】が1コースからコンマ07を踏み込んで優出一番乗りを決めた。「もらった時はだいぶ伸び寄りだったけれど、最初に比べれば出足はきていますね」と外コースからでも突き抜け可能な仕上がりだ。

 7Rは地元の野中一平(岐阜出身・愛知支部30歳)【写真下】が勝ち上がり、優勝戦は4枠に。「ダッシュ枠なら直線を求めていきたいです」と作戦を披露。「打倒・井口さん、で優勝をめざして頑張ります」と気持ちを高めていた。

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 8Rは松山将吾が3コースからまくり差しを届かせた。「準優は良かったですね。出足が良くて進んでいるし、今が一番モーターを引き出せていると思います」と準優がベストだったことを強調していた。

 9Rは上村純一が1コースからコンマ08を踏み込んで押し切った。「バランスが取れているし、レース足がいいですね」と笑顔だった。

 10Rは繁野谷圭介が1コースから逃走。「少し調整のゾーンが狭い感じもするけれど、回り足が良くていい状態をキープしていると思います」と振り返った。

 そして準優ラストの11Rは、1コースの井口佳典(三重出身・三重支部47歳)【冒頭の写真】に対して2コースの谷川里江が強気の攻め。井口はガッチリ受け止め、まくり差した畑竜生を封じて逃げ切った。勝った井口は「谷川さんの足がすご過ぎますが、いい勝負ができたと思います」と振り返った。仕上がりについては「威張れるほどではないけれど、ターン回りはいいと思います。最終日はスタートの風が変わってくると思いますが、しっかりと合わせて勝負したいです」と今年2回目の優勝へ照準を合わせていた。

<蒲郡 最終日 12R 優勝戦>
1枠 井口 佳典(三重・三重)今年V1
2枠 繁野谷圭介(大阪・大阪)今年V1
3枠 上村 純一(千葉・群馬)今年V0
4枠 野中 一平(岐阜・愛知)今年V3
5枠 荒川 健太(三重・三重)今年V1
6枠 松山 将吾(京都・滋賀)今年V1
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