ただ一つの目標のために【B MY HERO!】
今季のアルバルク東京は優勝以外は見ていない!! 【(C)B.LEAGUE】
早速ですが、スタートから”エナジー”全開で進めていければと思っております。
ほぼ変わらぬのメンバーで『ONE RISE』のシーズンがスタート
100歩譲っても、FINAL進出が最低限の目標だろう。こういうものは後に引けないように断言してしまった方が良いと思っている(笑)
昨季のシーズンスローガンが『ONE FOCUS』であったことに対し、今季は更に突き詰め、”ただ一つの頂点”へ向けて、駆け上がることを意味する『ONE RISE』を掲げたことからも、より一点集中を感じさせる。
逆に、チームを推しているいちファンの感覚からすると、ここにたどり着かなかった時には、大きな変化が起きてしてしまいそうな、そんな予感すらある。
現チームの雰囲気はここ数年を見ても、すこぶる良いし、このチームで絶対に優勝したいと思っているファンも多いだろう。
昨季と入れ替わった選手はたったの2人と、移籍の活発なバスケ界では比較的珍しいことと考えられる。それ故に、昨季このチームに何が足りなかったのかと課題感を抱えてシーズンを迎えている選手も少なくないはずだ。
シーズン序盤から攻守に渡ってアクセル全開の小酒部泰暉も、高校の同級生でありバスケインフルエンサーとしても注目のクリス氏とのYoutube上での対談で次のように語っている。
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これまで以上に積極的なプレーが目立つ小酒部泰暉 【(C) B.LEAGUE】
同級生同士だからこその本音の会話にのぞかせた優勝への並々ならぬ思いは、今季の彼のプレーから既にしっかりと感じられている。
困った時のライアン・ロシター
1試合40分のBリーグ(FIBAルール)において、40分を超えるプレータイムになっているのには、GAME1でダブルオーバータイムに突入したことによる影響であるが、GAME2後の中日を挟んだとしても4日間で3試合のフル出場を超えるプレータイムは長過ぎると言わざるを得ない。
ただ、彼の名誉のためにも補足しておくが、それによって彼のプレーが散漫になったということではなく、貢献度を表すEFFの平均値は30.3とCSに出場した選手の中で誰よりも高い。
あの激戦の3試合で、ライアン・ロシターに頼らざるを得なかった部分は大きいが、1点差で敗北したGAME3を仮に勝てたとして、その先のトーナメントを勝ち上がれたのかと思うと、いささか疑問の残るところではある。
頼れる男、ライアン・ロシターは健在 【(C) B.LEAGUE】
こういったデータでその日の試合や、シーズンを振り返ってみるのもバスケファンには楽しみの一つとなる。
昨季のCSの平均プレータイムのリンクを貼っておく。
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2チームともQFの内の1試合でダブルオーバータイムまで突入し、3試合を経て敗戦したというのが大きな理由なのだが、その対戦チームも含めた同じブロックの4チームだけでQFの平均プレータイムの上位を並べ直すと次のようになる。
1.ライアン・ロシター(A東京)40:46
2.富樫勇樹(千葉J)37:24
3.レオナルド・メインデル(A東京)36:52
4.D.J・ニュービル(宇都宮)36:18
5.ギャビン・エドワーズ(宇都宮)34:21
6.アレン・ダーラム(琉球)34:13
7.テーブス海(A東京)34:05
8.ジョン・ムーニー(千葉J)33:37
9.比江島慎(宇都宮)33:22
10.岸本隆一(琉球)31:42
結果、こちらのブロックからFinalへ進出したのは、もっとも偏りの少ない琉球となった。
一つのデータ項目だけで判断できるほどバスケットボールは簡単ではないが、一側面としては考える余地はあるように思える。
アルバルク東京が目指しているのは、CS1回戦突破ではなく、最後まで勝ち残ることだからである。
では、今季のアルバルク東京はどうかというと、バイウィーク前、14試合を終えた段階で、ライアン・ロシターの平均プレータイムは昨季のレギュラーシーズン同様の28分17秒に抑えられてはいるものの、”困った時のライアン・ロシター”が早くも露呈した試合もあった。
勝利に結びついている中で、贅沢な悩みではあるのだが、いちアルバルカーズとしては、”本当に困った時のライアン・ロシター”であってほしいと願っている(笑)
それでも、アルトゥーラス・グダイティスが3試合欠場していることを考えると、まずまずの結果と言えるのかもしれない。
これには平岩玄の頑張りが大きかったように思う。平均プレータイムこそ長くはないが、昨季21試合に留まった出場試合数も今季既に11試合と全体の8割に近い結果となっている。
出場機会が飛躍的に伸びているのが平岩玄 【(C) B.LEAGUE】
ボトムアップこそが優勝への鍵
日本のトッププレーヤーとして、今季NBAへ挑戦している河村勇輝を見てもそれが良く分かるはずだ。
プレータイムは自分で勝ち取るもので、与えられるものではないという意見は正しいと私も思う。
ただ、優勝するチームを作るという意味では、チャンスは出来るだけ多く与えて欲しいと願う部分もある。
既にボトムアップの部分では、昨季に比べてしっかりとした成果を感じている。
福澤晃平も出場期間を増やしてチーム力アップに貢献 【(C) B.LEAGUE】
自身も課題と語るディフェンスにシーズン前から明らかに高いインテンシティを感じた。元々シュート力の高い福澤だけに、ディフェンス力が加われば確実にプレータイムが伸びてくるはずだ。
与えられた時間で、それ以上のエナジー(価値)を作り出した岡本飛竜
今季2試合目の出場となった岡本は、「このチャンスをモノにしないと、次いつ来るか分からないですし、そのためにずっと準備してきたので…」とヒーローインタビューで語ったように、コートインから120%のエナジーをぶつけた。ハードなディフェンスで相手バックコート陣を自由にさせず、オフェンスではフリーになったスリーポイントシュートを冷静に、確実に決め切った(スリーポイント成功率100%:3/3)
岡本飛竜はチームに江ナゾーを注入 【(C) B.LEAGUE】
今、アルバルクのホームゲーム会場は、これまで出場機会の少なかった彼らの活躍で最高の盛り上がりを見せる。
出られない選手への同情ではなく、彼らが積み上げてきたものをコート上で出し切ろうとしていることがしっかりと伝わっており、ファンもまたそれをしっかりと評価しているからだ。
ファンもチームとともに戦っている、そんな雰囲気ができつつある。
選手にエナジーを与えられる応援を
ホーム代々木第一から熱量を上げていきたい 【(C) B.LEAGUE】
今はまだ、彼らが起爆剤となって会場全体の熱量を上げてもらっているに過ぎない。
選手たちが驚くようなエナジーをファンが作り出すことでチームの窮地を救う時が来るはずだ。
ファンレベルからのボトムアップが優勝への第一歩なのである。
クラブスローガンとして掲げる『WE』が表すすべての人々が、それぞれの役割を全うした先に“ただ一つの頂点”は存在するのではないだろうか。
横田晶次郎(B MY HERO!特派員)
【(C) ☆Kaoru☆】
ファンにできることの可能性を日々探っている。
【アルバルカーズ選出による「ALVARK MIP」賞の主催、アリーナ周りの清掃活動「アルバルカーズスマイルアクション」の主催、「視力検査フラッグ」の発案・制作・運営など】
尊敬する人:「B-rAids」代表・萩島さん、シーホース三河公認サポーターズクラブ「たつのコネクト」代表・戸根さん
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