上田西を初勝利に導いた元Jリーガー 松本山雅の地域リーグ時代を知る白尾監督
恩師・小嶺監督の教えで人生が変わった
白尾監督の恩師は現・長崎総科大附の小嶺忠敏監督(中央) 【写真:アフロスポーツ】
「山雅とは30分ゲームを2本やって0−8で大敗したけれど、プロの判断スピードや動き出しの速さ、パススピードを体感できた。その前に僕らはボールボーイをやらせてもらったのですが、間近で見ていた選手たちと同じピッチで戦えて、自信がつきました」と大久保は語る。
「流経にも0−4で負けましたが、夏の覇者のレベルが分かったのは大きかった。選手たちも長野県王者となって全国に出ることで、多くの人に注目され、評価も上がったりと取り巻く環境が変わっていく。僕も与論島から国見高校へ行き、小嶺先生(忠敏=長崎総合総科大附監督)の指導を受けたことで人生が変わった。『サッカーは厳しさの中に面白さ』ということを小嶺先生に教えてもらったので、僕も選手たちにそれを伝えたいです」と白尾監督は目を輝かせる。
白尾監督「次は流れの中から点を取りたい」
「僕は小嶺先生を目指して指導者をやってますし、夢は全国優勝。そのためにも、次は流れの中から点を取りたい。12試合のテストマッチでも合計4点しか取れなかったので、いかにしてゴールを奪うかが僕らの直面する課題なんです。自分は現役時代FWだったので、今日も数多くのチャンスを決め切れなかったのが悔しくてたまらなかった。次こそは(決めてほしい)と思ってます」
こう語気を強める熱血監督の思いを選手全員がしっかりと受け止めているはず。3日の3回戦で彼らがどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、今から大いに楽しみだ。