“ゾンビ”を倒せるプロレス技は？ 東京03豊本のプロレスあれこれ(25)
単純にゾンビが出てくるホラーものと思いきや、実はサバイバル状態で生き残った人たちのヒューマンドラマ。それぞれが自分の正義を持ち、ゾンビだらけの世界で生き抜こうとする。
簡単にいうとこんな感じのドラマなんですが、ハマればハマるほど、「もしこの世界にゾンビがいたらどう戦う？」なんて想像をしてしまいます。
ちなみにウォーキングデッドに限らず多くのホラー映画でゾンビの弱点は頭。それ以外の部分を攻撃しても倒せない、というのが定番です。
それを踏まえた上で勝手にゾンビに有効なプロレスラーの技を考えたいと思います。
接触系の技はかまれる危険があります
「ウエスタンラリアット（★★★）」
使い手はスタン・ハンセン！ 左腕を相手の喉元にぶち当てるこの必殺技。この技が出ればどんな試合も終わってしまう一撃必殺技です。
ゾンビに的確にヒットすればゾンビの首ごと吹っ飛ぶ有効打になりそうですけど、しかしゾンビにかまれたらゾンビになっちゃうというリスクがあるので、少しでも当たりどころがずれてゾンビの口元に腕が当たった場合はゾンビの歯が！ これは自らゾンビになりにいくという行為になりかねないですねぇ。よって有効度は★３つ
頭部への打撃技、つまりエルボーや蹴りなどは口に当たってしまう危険性があるというので、あまり効果的でないことが分かりました。
「延髄斬り（★★）」
アントニオ猪木の代名詞的技。立っている相手に対し横、もしくは斜め後ろあたりからその場で飛び、相手の後頭部を片足で蹴る。
ダメージを与えられるのは間違いないですが、ゾンビを確実に仕留められるかは不明。それに蹴り終わりでゾンビは前のめりに倒れ、自分もゾンビの横に横たわる状態が一瞬できます。結果ゾンビと添い寝状態になるのでピンチになる可能性も出てきます。
打撃はどうやらダメですね……。
単体相手なら効果的な技はあるが複数だと……
「ジャーマンスープレックス（★★★★）」
プロレス技の最高傑作といっても過言ではない投げ技。
かつてプロレスの神様といわれたカール・ゴッチの必殺技です。相手の後ろから胴体に腕を回しそのまま真後ろに投げ、自らもブリッジをしてそのまま３カウントを取る豪快な技です。
このジャーマンスープレックス、受け身を取っても３カウント取られてしまうぐらいの相当なダメージがある危険な技。投げられた方は顎を引いてダメージを最小限にしないと、脳天から地面に突き刺さって首の骨が折れてしまうでしょう。
でも、ゾンビは受け身を取らないのでかなりの有効打になると思います。
……ただ問題はゾンビって複数いた場合ですよね？
大概ゾンビはたくさんいますから、ジャーマンスープレックスを決めてブリッジしていても他のゾンビが群がってくる可能性があります。
攻撃力が高いけど、次の技の発動までの時間がかかる。結局、投げ技は決まれば有効ですがリスクもでかい。一体を相手なら★４つ
これも複数のゾンビがいたら不利過ぎますし、そもそも手や足の関節を決めたところで息の根は止められません。まったくもって有効ではないですね。
コーナーの上からバク宙状態で飛んで寝かせた相手の身体の上に体を浴びせるムーンサルトプレス。
寝かせるのどうすんだ？ コーナーはあるのか？
さまざまな問題が出てきます。もうこれは★つけられません。
やっぱり一番効果的なのは……
ゾンビに毒が効くのか？ ゾンビの視界を奪っても、いや、目くらましになるのかすら分かりません。これも★はつけられません。
ほかにも技と言っていいのかは分かりませんが凶器攻撃というのもプロレスの要素の１つ。
フォーク、パイプいす、机、チェーン、はたまた、鎖鎌、電気ドリル、スタンガンなどなどさまざまな物が凶器として使われます。
「パイプいす★★★★★」
有刺鉄線バットです。ゾンビを殴っても殴っても壊れることなく、次々襲って来る事にも対応できる。対ゾンビに有効な
「有刺鉄線バット★★★★★★」
結局バットなの、と思われるかもしれませんが、この考えは『ウォーキング・デッド』につながります。だって有刺鉄線バット持ったやつ、めちゃくちゃ強いですから。
宇宙大戦争でもゾンビが出現!?
ダークサイドムーンによってみちのくプロレス正規軍がゾンビ化して、そこにフラッシュ的な選手やワンダーウーマン的な選手やらが現れて「ジャスティス・リーグ」的な仕上がりになり、火星的なミサイルと言われている選手がすでに日本にいたり……よく分かんないかも知れませんが、とにかくゾンビというかゾンビ以上の何かしらが地球を襲って来ます。有刺鉄線バットだけじゃ勝てないような強大な敵に、ザ・グレート・サスケはどう立ち向かうのか！？
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ