「この“SAVAGE KING”がお前を新たな世界へ連れて行ってやるよ」フィンレーが不気味な予告!「すべてを理解してくれるデビッドだからこそ、自分のすべてをぶつけて、明日は全力で勝ちにいきたい」海野が旧友へ宣戦布告!!【3.19『NJC』決勝前日会見】

チーム・協会

【新日本プロレスリング株式会社】

3月19日(水)アオーレ長岡 市民交流ホール Aにて『NEW JAPAN CUP 2025』決勝・前日公開記者会見がおこなわれ、明日のメインイベントで激突する海野翔太選手とデビッド・フィンレー選手が出席した。


■『NEW JAPAN CUP 2025』
3月20日(木・祝) 15:30開場17:00開始 ※第0試合は16時30分開始予定
新潟・アオーレ長岡 <決勝戦>
※「2階指定席」「3階指定席」は残りわずかとなりました。
※「ロイヤルシート」は完売となりました

■デビッド・フィンレー選手のコメント

【新日本プロレスリング株式会社】

「オイ、海野。プロレス界で二世の成長を阻む最も悪なものって何か知っているか? それは、二世であるがゆえというだけで、そのお前が所属しているグループで実力をつけていっているにも関わらず、仲間の声で『いや、お前はまだ早い』『まだお前の時じゃない』と、お前の成長を止めに来るそういう声が一番最低なヤツらだと思わないか? 俺自身その経験があって、それらをすべて乗り越えてきた。明日の夜、お前がどちら側の人間になれるかどうか、楽しみにしているよ。

【新日本プロレスリング株式会社】

ただ、一般的に俺はこういうプレッシャーがあるのは、一般人では難しすぎると思う。ただ俺はお前のことを小さい頃から知っている。お前が初めて道場に来た少年だった時、お前は道場にも、建物の中に入ることさえも許されなかった。外で命じられたスクワットを、命じられた回数だけ必死にこなしていたよな? 何時間もだ。その日だけじゃなくて、次の日もお前はやって来た。そして同じように繰り返していた。お前は疲れ果てて、道路に寝転ぶようなことになっても諦めずに何度も立ち上がってきたじゃないか。それはなぜかというとお前はあの時、何かを証明しようと必死になっていたからだ。

【新日本プロレスリング株式会社】

ただ、今のお前を見るとどうだ? お前の親父の高い期待に応えられず、みんなを失望させるような結果になっているよな? ただ、俺はお前がやってきたことを見ているし、お前にハートがあるってことはわかっている。ただ、今のお前を見ていると、まるであの頃の道場にやって来た少年のような、うつむきがちで下を見ていて、お前が自分自身を殺して何かを証明しようともがき苦しんでいるような、あの頃のお前を思い出すよ。だからこそ明日の長岡で、みんなが見ている前で、お前のことをぶちのめしてやる。これはお前自身がやってきたことに対する罪だ。お前が気絶して意識がなくなる……そんなことはしないよ。

【新日本プロレスリング株式会社】

1秒でも長くお前をいたぶり続けてやろう。なぜならば、俺がこの会社で唯一それらを乗り越えてきたことがある人間だから。俺はお前自身の経験しなければならない苦行の道に立ち塞がり、壁となり、俺がお前を新たな道へと導いてやろう。この“SAVAGE KING”がお前を新たな世界へ連れて行ってやるよ。そして観客は、お前がとうとうなりたかった自分になれるその瞬間を目撃することになるだろう。なぜならこの“THE REBEL”を求めているのは外道だけじゃない。ここにいるファンだけじゃない、世界だけじゃない。ショータ、お前自身も俺を必要としているんだ」

■海野翔太選手のコメント

【新日本プロレスリング株式会社】

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「(※マイクを持ちしばらく沈黙のした後)……悔しいですよ。悔しいの一言でしかない。俺はデビッド・フィンレーに対して特別な感情を抱いている。この世界どこを探しても、誰を見ても、俺のことを唯一理解してくれる人間だ。これ以上こんな悔しい想いをしたくないから、すべて理解してくれたデビッドだからこそ、過去の自分も、今の自分も、すべてをぶつけて勝ちという結果にこだわって、明日またマイクで締めさせていただきます」

■質疑応答

――フィンレー選手から道場時代の話もありましたが、海野選手はフィンレー選手に対してどんな思い入れがありますか?

【新日本プロレスリング株式会社】

海野「思い入れですか……やっぱり振り返ってみると、いつも隣にはデビッド・フィンレーがいて、道場生の時頃もいろんな壁やしがらみや、いろんなことがあったけれども、唯一理解してくれるのはデビッド・フィンレーだけだった。いろんな状況、いろんな立場、いろんなことがあるけれど、デビッドはいつも『自分はこうだった』『過去にこういうことがあった』いろんなエピソードを話してくれて、自分の隣にいてくれた。

【新日本プロレスリング株式会社】

人間誰しも、ないものねだりだと思うし、デビッドの強さ、パワー、カリスマ、すべて羨ましいことだと思う。境遇も似てると思う。でも、おたがい育ってきた環境と境遇は違うので……良い兄貴だとは思いますよ。でもそこに負けたくない。過去の自分を否定したくない。すべてを理解してくれるデビッドだからこそ、自分のすべてをぶつけて、明日は全力で勝ちにいきたい。それだけです」

――2.11大阪大会でグレート-O-カーン選手に敗れ、髪を丸刈りにされ、入場、技を捨て去り大きな変化があったと思いますが、どのような心境の変化があったのですか?

【新日本プロレスリング株式会社】

海野「大阪大会を経て、自分の中の一つのアイデンティティーがブチ壊れたので、正直、何していいかわからないですし、どう生きていいかわからないし、何が正解なのか、何が不正解なのか、まったくわからないですよ。でもそれを探して、もがいて、何かを見つけて、その先を見出して、みんなに夢や希望を見出していくのが、俺はプロレスラーだと思ってます。
一つの幕が閉じして、新しい自分……別に想いもこだわりも特にないですけど……自分のことだけは嫌いになりたくなかったから、元気に生きてる姿をファンの方にも見せたかったし、変化というかキッカケをくれたグレート-O-カーンには『ありがとう』とは思いますけど、いまの自分も、過去の自分も変わらず海野翔太であり続けたいなと思って、明日リングに上がります」

――フィンレー選手は過去から現在と変化した海野選手をどのようにご覧になっていますか?

【新日本プロレスリング株式会社】

フィンレー「正直、海野に対して思うことは特にないが、いまだに棚橋だったり、海野の父親だったり、間違った人たちに対して、幸せにしようともがいているんじゃないかと感じてる。間違った方向に進んで、くだらないことをやってるなと思っている。俺を見ろ。俺は勝ちにこだわってきたし、ベルト、勝利にもこだわってきた。その違いが明日出るんじゃないか」

――『NEW JAPAN CUP』覇者は4月5日(土)両国国技館大会で、IWGP世界ヘビー級王者・後藤洋央紀選手への挑戦も決定してますが、両国への意識というのは?

【新日本プロレスリング株式会社】

海野「目の前に一戦に集中しているので、自分の闘いと勝ちという結果にこだわって、明日のデビッド・フィンレーを倒して、この優勝トロフィーを持ち帰ることしかいまは考えてません。『NEW JAPAN CUP』が明けたら、また後藤さんに対しては発言します」

――フィンレー選手に伺います。いまだに手にしていない『NEW JAPAN CUP』優勝という点に関してはいかがですか?

【新日本プロレスリング株式会社】

フィンレー「『NEW JAPAN CUP』に関して、いろいろ語りたいことはもちろんある。2年前、俺がBULLET CLUBになって、初めて出た『NEW JAPAN CUP』では決勝まで行った。残念ながら優勝することはできなかったが、その翌年、去年は非常に自分自身も自信があったが、その前の大阪での試合でドクターストップという結果になってしまって、自分はとても出たかったんだけど、医者に止められるという形で出ることができなかった。

そして今年ようやく俺は優勝を手にすることになるだろう。その先にある後藤との試合っていうのはもちろん考えているし、明日、俺が優勝して、後藤にも勝って新たなるチャンピオンになることは間違いないだろう」

【新日本プロレスリング株式会社】

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著者プロフィール

1972年3月6日に創業者のアントニオ猪木が旗揚げ。「キング・オブ・スポーツ」を旗頭にストロングスタイルを掲げ、1980年代-1990年代と一大ブームを巻き起こして、数多くの名選手を輩出した。2010年代以降は、棚橋弘至、中邑真輔、オカダ・カズチカらの台頭で再び隆盛を迎えて、現在は日本だけでなく海外からも多くのファンの支持を集めている。

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