マイクの持ち方 あなたは何タイプ? 東京03豊本のプロレスあれこれ(23)
プロレスラーも人それぞれ。マイクの持ち方も人それぞれ 【写真:SHUHEI YOKOTA】
そして、このコラムを読んでいる人の中には、まったくプロレスを見たことがない人もいれば、プロレスに詳しい人もいると思います。
まぁ、本来ならば、その両方の読み手を満たす内容を書いていくべきなのでしょうけど、僕自身の悪い癖で、どうしても詳しい人向けというか、いわゆるマニアックと言われる方向に走ってしまいがちなんです。
ただ、いろいろな事を気にするあまり、書きたくない事を書いても仕方がない。
なので今回は特に思いついたものを書いたのですが、これがいかんせんマニアの人も特に食いつかなそうな内容という事だけお伝えしておきますね。
あらかじめご了承下さい。
という事で今回のコラムはプロレスラーの「マイクの持ち方」です。
基本は「マイクの真ん中」を持つ
ここで、マイクの正しい持ち方。
「マイクの真ん中の部分をしっかり持つ」
決して「マイクグリル」と言われる先の方を持つのはダメ。ハウリングの原因になったりするそうです。
ちなみに、マイクの種類は単一指向性のマイク。いわゆる普通のマイクを使用している前提でお話させて頂きます。仕組みとしては、音を1つの方向からしか拾わないようになっています。ですから口と水平にしてあげるのが1番良いとされています。
つまり、マイクは真ん中を持ち、口の正面で話すのが良いわけですね。
この条件を満たしてるのが、新日本プロレス内藤哲也選手。
内藤選手の持ち方は、一番オーソドックスなスタイルです 【写真:SHUHEI YOKOTA】
真壁刀義選手も内藤選手と同じように真ん中を持ちます。
真壁選手はヒジを上げて、より声が通りやすい、聞き手の事を思っての角度です 【写真:SHUHEI YOKOTA】
内藤選手より声が拾いやすい持ち方です。情報番組やバラエティ番組に引っ張りだこの真壁選手、より聞き手の事を思っての角度!
それにヒジを上げることで男らしさも倍増!
流石です。
気になるオカダ選手の●●スタイル!
それは、オカダ・カズチカ選手のマイクの持ち方が以前からずっと気になって仕方がなかったからです。
気になるオカダ選手の「バスガイド」スタイル 【写真:SHUHEI YOKOTA】
カネの雨が降るというか、ツアーの旗を振りそうな持ち方ですけど、オカダ選手のチャーミングさが結果出ていて良いと思います。
ほかにマイクを持つイメージがあるのが、大仁田厚選手。大仁田選手はマイクの下の方、コードに近い所を持つタイプです。
大仁田選手はマイク後まで考えて、下の方を持つスタイル 【写真:SHUHEI YOKOTA】
とは言ってもほかの多くの選手が下の方を持ちがちで、これがレスラーの主流なのかもしれません。“邪道”が意外に“王道”。
EVIL選手、そこで大丈夫?
それがEVIL選手。
EVIL選手はちょっと危うく感じるぐらい下を持つ、独特のスタイル 【写真:SHUHEI YOKOTA】
独特の世界観を持つだけあってマイクの持ち方も独特です。
他団体に目を向けてみましょうか。
最近締めのマイクを持つ事が多い全日本プロレスの宮原健斗選手はマイクをアゴにつける「松山千春タイプ」。
確かに口元に近いため音も拾いやすい。動きながら喋る事が多いので顎につける事により安定もする。
それを知ってか知らずかの松山千春タイプ。
全日本の宮原選手の「ソフト松山千春」スタイル 【写真:前島康人】
松山千春さんを調べた所、アゴにマイクをつけてはいますけど、角度が違う!
宮原選手は割と下から真っすぐの角度であごにつけるタイプ。松山千春さんは斜め下からつけるタイプ。
こうなったらプロレス界で完全な松山千春タイプ探しです!
と、思った瞬間に思い出しました。完全な松山千春タイプを!
それは……
オメガ選手はもっとも「松山千春」スタイルを継承 【写真:SHUHEI YOKOTA】
ケニー選手の方が松山千春さん!
角度もさることながら、人差し指だけ握らず伸ばして添える感じも同じ。まさかの外国人選手が松山千春タイプとは。驚きました。
特殊な持ち方を見つけてみよう!
僕も全選手のマイクの持ち方を調べたわけではないので、皆さんも「この選手こんな特殊な持ち方してますよ!」というのがあったら教えてくださいね。
最後になりますが、ザ・グレート・サスケ選手のマイクの位置は異常に低い。
サスケ選手の位置は低め。和田アキ子さんが歌っているようなスタイルですね 【スポーツナビ】
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