世間に通じる肩書きを持つプロレスラー 東京03豊本のプロレスあれこれ(24)
いろいろな肩書きを持ったプロレスラーが活躍しています 【写真:前島康人】
これは素晴らしいことです。プロレスを見たことがない人がプロレスを知るきっかけになりますからね。
そんな中最近、物すごい事件が起きました。
11月3日、新木場1stRINGの「ガンバレ☆プロレス」の大会に、元SMAPの草なぎ剛さん、香取慎吾さん、稲垣吾郎さんが乱入!
番組の企画としてですが、SMAPですよ? こりゃ事件ですよ。国民的アイドルがリングに上がって戦うなんて!
衝撃で言えばかつて2000年に滝沢秀明さんがアントニオ猪木とエキシビションマッチをして以来の衝撃です。
実はびっくりするような肩書きのレスラーがいます
坂口征夫選手は、坂口征二さんの息子であり、俳優の坂口憲二さんのお兄さんです 【写真:前島康人】
それもそのはず。こういう時のニュースの見出しって「元SMAPの草なぎ剛、リング乱入! プロレスラーと戦う!」となっちゃいます。
ただの“プロレスラー”という扱い。
まぁ、猪木さんクラスだと名前が書かれるんでしょうけど、でも多くは、プロレス界で知名度があっても世間的に届いていない選手はチャンピオンであろうが、“プロレスラー”と表記。これはあまりに寂しいです。
そこで今回のコラムは世間に通用する“肩書き”の選手です。
今のプロレス界には、一般的に意外と広まっていない、しかし世間に通用する肩書きを持ったプロレスラーがいます。
プロレス界もそういう人をうまくプロモーションすればいいなと思いますし、逆に番組の構成作家の方とかが何かしらで使ってくれたらいいなと思います。
TOKIO山口さんの弟もプロレスラーです!
Kouzy選手
暗黒プロレス組織「666」という団体に所属しています。
普通にすごくないですか? ごあいさつさせてもらったときの印象も、ものすごく腰が低い好青年。見た目もカッコいいですし、血筋に頼っていないという感じもいいんです。もっと世間に広まってもいいと思うんですが、「666」という団体が、ある種「過激な団体」というか、メディアは取り扱いにくいという部分もあり、そこが引っかかるところ。なぜこんな人がこの団体にいるのかというだけでも面白いです。
DDTはすごい血筋の選手が多いです
赤井沙希選手(右)は、元プロボクサーで俳優の赤井英和さんの娘さんです 【写真:前島康人】
なんといっても元新日本プロレスの坂口征二さんの息子!
坂口征夫選手
それだけではなく、俳優の坂口憲二さんのお兄さんでもあります。
次に赤井沙希選手
この方は赤井英和さんの娘さん。「どついたるねん」の血筋!
そして、アントーニオ本多選手
父親が俳優の渡辺哲さん! 親子ともども名優です。
芸人であり、渡哲也さん、渡瀬恒彦さん兄弟と親戚のレスラー
よしもと所属の芸人である渡瀬瑞基選手(左) 【写真:前島康人】
DDT系列の団体のDNAに所属する
渡瀬瑞基選手
よしもとにも所属する芸人さんです。芸人としては後輩なんですが、血筋は渡哲也さん、渡瀬恒彦さんの遠い親戚だったりします。なので僕は敬語で接してしまいます。
ほかにも、名古屋で活動する今池プロレスには
ノリ・ダ・ファンキーシビレサス選手が活躍。
紅白まで出てるミュージシャン「nobodyknows+」のメンバーです。腰掛け程度にやっていると思われるかもしれませんが、かなり真面目にやっています。
漫画『キン肉マン』の作者である、ゆでたまご先生(作画担当の中井義則先生)の息子の中井光義選手もNEWなどのリングに上がっています。
きっかけは何でもOK! 会場で見ればハマります
で、実際に会場に来て見たらすごい試合をする選手、面白い試合をする選手、カッコイイ選手、カワイイ選手いろいろいます。見たら楽しいのがプロレスです。
まだプロレスを会場で見たことが無い人も、きっとハマってくれると思います。
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