青学・原監督、4連覇は「熱さと調和」カギ 箱根駅伝21チームの監督コメント全文
21チームの監督が壇上に勢ぞろい。新年の箱根駅伝へ向けて抱負を語った 【スポーツナビ】
4連覇を狙う青山学院大の原晋監督は、今大会に向けての作戦名を『ハーモニー大作戦』と命名。10月の出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝こそ優勝を逃したが「力はある。最後のパーツは監督の熱さと調和。しっかり指揮を執って、(復路ゴール地点の)大手町でカレッジソングを高らかに歌いたい」と意気込んだ。
出雲駅伝を制した東海大の両角速監督は「箱根駅伝は全く別物だと思っていて、ここまで磨いてきたスピードで勝負できるかどうか」とコメント。鬼塚翔太、關颯人、館澤亨次ら“黄金世代”と呼ばれる2年生に注目が集まるが、「キーマンは4年生」と上級生の経験値に期待を寄せた。
以下、記者会見における各チームの監督コメント。
青山学院大・原監督「キーマンは田村」
青山学院大の原監督 【スポーツナビ】
我がチームなのですが……こうやって何回も座っても緊張します。『バンキシャ!』や『ミヤネ屋』に出させていただきいろいろ鍛えていただきましたけれども、やはり一番緊張感があるのは12月10日の今日、この日です。……あまりウケませんね。(会場笑)
チームはこのように原監督の口が饒舌になると多分いいのだと思います。山対策もしっかりできているので、当日は学生が4連覇に向けて励んで力走してくれるものだと思っています。
キーマンはやはり田村和希です。(持ちタイム)28分前半とチームのエースですので、彼をどこへ持っていくか、彼がどう走っていくかで流れが大きく変わってくるかなと思います。
東洋大の酒井監督 【スポーツナビ】
キーマンは箱根駅伝の経験者3名しかいません。経験者たちが役割を果たして流れを作り、それに加わったフレッシュなメンバーが思い切ったのびのびとした走りをしてほしいと思っています。
早稲田大・相楽監督「泥臭く粘り強い駅伝を」
早稲田大の相楽監督 【スポーツナビ】
目標は総合優勝。チームの特徴として長い距離が強い、というところがあり、出雲と全日本では少し苦しみましたが、1年間このために準備してきた選手もいますので、優勝に向けてチャレンジしたいと思います。
今年の早稲田はすごく人数が少ないチームですが、その中で4年生部員6名しかいないなか、6名全員がエントリーできました。この上級生がキーマンになると思いますので、泥臭く粘り強く早稲田らしい駅伝を展開して頑張りたいと思います。
順天堂大の長門監督 【スポーツナビ】
今年はどこの大学さんにもダブルエース、エースと言われる選手がいますが、本学には山にも去年経験した山田(攻)という者がいます。ダブルエースの塩尻和也と栃木渡に加えて山田攻を三本柱として、できれば往路優勝を、まずは前回以上の結果を狙ってやっていきたいと思います。
神奈川大・大後監督「4年生全員エントリーできたのは初めて」
神奈川大の大後監督 【スポーツナビ】
キーマンはこの8名の4年生全員になろうかと思います。それぞれのタイプ、レベルはありますけれども、本当に今年は4年生のチームだなと思います。全日本では上手くいきましたが箱根は別物だと思っていて、どこが最後に抜け出すのか全く予想できない状態で。その中でも何とか往路を1番にゴールしたいなという希望と、総合で何とか3番以内では入っていきたいなと、最後の3週間調整していきます。
中央学院大の川崎監督 【スポーツナビ】
今大会もミスをすると取り返しのつかないチームですので、ミスなく行えればなと思います。ただ前回大会の経験者が8人おりますので、これが唯一の強みかなと思います。うちはキーマンだらけなのですが、あえて言うなら2年生になった横川(巧)君と高砂(大地)君がどういう走りをするかで結果が変わってくるかなと思います。
日本体育大の渡邉監督 【スポーツナビ】
キーマンは、2年生の中から誰が抜け出てくるか。今はみんな力がついていますけれども、そこから誰が抜け出て走ってくれるかだと思います。まだまだ力はありませんが総合力で、全員の力で箱根を走らせていただきたいと思います。
法政大・坪田監督「本当は20名エントリーしたい」
法政大の坪田監督 【スポーツナビ】
チームのキーとなる選手は、トラックで活躍してくれた坂東(悠汰)が一つのキーポイントになると思います。そこでしっかりと勝負をして前のところに食らいついていって、総合7位以上を目標に頑張りたいと思います。
駒澤大の大八木監督 【スポーツナビ】
今回は4年から1年までバランス良くエントリーができ良い感じになっています。うちのキーマンは金銀を取った片西と工藤。(彼らが)どういう走りをしてくれるかによって流れが変わるのではないかなと思っています。
東海大・両角監督「スピードはトップ」
東海大の両角監督 【スポーツナビ】
ただ箱根駅伝は全く別物だと思っていて、ここまで磨いてきたスピードで勝負できるかどうかだと思っています。大会のキーマンはやはり4年生。特に主将の春日(千速)、また川端(千都)は3年間箱根の経験者でもありますので、二人がしっかりとけん引することが大事ではないかなと思っております。