金(カネ?)色の風・ヴァンドール 「競馬巴投げ!第151回」1万円馬券勝負

乗峯栄一

札幌記念、さすがにほとんど関西馬のストックがある

 とりあえず札幌記念の写真の説明から。前回、関屋記念では関西馬の写真ストックが全然なくて、予想も関屋記念からエルムSに変えさせてもらったが、今回は夏競馬唯一のGII札幌記念、さすがにほとんど関西馬のストックがある(中に古いものもあって恐縮だが)。枠順の小さいもの順に出してみる。

[写真1]はナリタハリケーン。ただし、これはめちゃくちゃ古くて、12年11月、まだ3歳の頃のものである。

[写真2]は今年大阪杯週のヤマカツエース。昨年ダービー馬マカヒキを押さえて、キタサンブラックの3着に入った。メンバー中屈指の実績馬といえる。

[写真3]はヤマカツと同じく、今年大阪杯週のロードヴァンドール。大阪杯では逃げられず惨敗したが、今回はしっかり逃げるはずだ。

[写真4]は先月の函館記念で2着に入って当コーナーに大穴を与えてくれたタマモベストプレイ。写真は、これも古くて、14年春天皇賞週のものです。

[写真5]サウンズオブアース 【写真:乗峯栄一】

[写真5]は、これもメンバー中屈指の実績馬サウンズオブアース。ドバイ以来の実戦がどうかだが、あっさり勝っても不思議はない。写真は昨年春天皇賞週のものです。

[写真6]サングラス 【写真:乗峯栄一】

[写真6]はサングラス。これも古く、14年の菊花賞週のものです。最近はダート挑戦が続いていて、久々の芝がどうかという懸念はある。

[写真7]エアスピネル 【写真:乗峯栄一】

[写真7]は今年安田記念週のエアスピネル。昨年のクラシック戦線の上位を占めた馬であり、実績なら、サウンズオブアースと双璧だろう。今回は初めてルメール騎乗となって、その点も注目される。

ロードヴァンドール“逃げ馬の一発”に賭ける

 函館記念で大穴もらったから、札幌記念も何とか取りたい。

 ヤマカツエース、サウンズオブアース、エアスピネルと実績、好調さからいえば、この三頭が抜けているのだろうが、逃げ馬ロードヴァンドールがどうにも気になる。前走、初GI大阪杯では逃げられず大敗したが、大敗も逃げ馬の特徴である。しかしその着順の大きな数字を見て人気は下がる。これまた狙い目の理由である。

 真ん中より内目の枠を引いたし、太宰啓介だし、ケレンみなく行くだろう。馬場は湿り加減だし、直線はもとより短いし、函館記念に続いて、またしても“逃げ馬の一発”に賭けてみる。

 単ロード(4)千円。三連単(4)軸、今回もマルチで手広く、ヒモに(3)ヤマカツエース、(7)サウンズオブアース、(13)エアスピネルの3強、北海道で調子いい(11)アングライフェン、(6)タマモベストプレイ、それに札幌に合いそうな力馬(12)マイネルミラノ。(4)→(3)(7)(13)(11)(6)(12)マルチ、計90点各百円。総計1万円で行く。

乗峯栄一の1万円馬券勝負!2017夏の陣

<今週の1万円勝負(札幌記念)>
単勝(4)ロードヴァンドール×1,000円
3連単(4)ロードヴァンドール1頭軸マルチ→(3)(7)(13)(11)(6)(12)[90点]×100円=9,000円

<先週の1万円勝負(エルムS)>
単勝(9)ピオネロ×1,000円⇒ハズレ
3連単(9)ピオネロ1着軸固定→(4)(3)(11)(1)(2)(10)[30点]×300円=9,000円⇒ハズレ

<前回までの収支>
+91万6,720円−10,000円=+90万6,720円

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著者プロフィール

 1955年岡山県生まれ。文筆業。92年「奈良林さんのアドバイス」で「小説新潮」新人賞佳作受賞。98年「なにわ忠臣蔵伝説」で朝日新人文学賞受賞。92年より大阪スポニチで競馬コラム連載中で、そのせいで折あらば栗東トレセンに出向いている。著書に「なにわ忠臣蔵伝説」(朝日出版社)「いつかバラの花咲く馬券を」(アールズ出版)等。ブログ「乗峯栄一のトレセン・リポート」

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