森岡亮太がベルギーでセンセーションに 2試合で2ゴール1アシストと絶好調
森岡のスルーパスが与えた大きなインパクト
森岡亮太が開幕から2試合で2ゴール1アシストと絶好調だ(写真はゲンク戦。以下同) 【写真提供:WAASLAND-BEVEREN】
森岡は7月29日(現地時間)のゲンク戦、前半終了間際にマーカー2人と、その後ろで守るDF2人の合計4人の間にスルーパスを通し、オリビエ・ミニのゴールをお膳立てするスーパーアシストを決めた。
『ヘット・ニウスブラット』紙の森岡は採点7で週間ベスト11に選ばれた。サッカートーク番組『エキストラ・タイム』でも「美しいスルーパス」として2回映像が取り上げられた。
サッカーを主に扱う週刊誌『スポルト・フットボール・マガジン』の採点は“平均”の6にとどまったものの、巻頭言で「フィリップ・クレマン監督(ベフェレン)は多くを語る指揮官ではないが、ハードワークで示すタイプで、攻撃にアクセントを置いている。彼にはチームに付加価値を創り出す日本人MF森岡亮太がいる」と紹介された。森岡のスルーパスが与えたベルギー人へのインパクトは非常に大きかった。
記憶にないヘディングでのゴール
その時、「うわ、ヘッドでとったわあ!」と思ったと森岡は笑いながら言う。なにせ、神戸時代にも、ポーランドのスロンスク・ウロツワフ時代にもヘディングのゴールは、森岡に記憶はない。
「しかも打った瞬間の当たった感じと、飛んでいった感じが違ったので、敵に当たったと思った。でも入ったからラッキーみたいな感じでした」
2点目は後半立ち上がりの46分、左ウインガーのナナ・アンポマーのクロスを、強烈な右足ダイレクトシュートで相手GKのニアサイドを破って決めた。
「良いところへこぼれてきましたね。しかもまた、良いコースへ行ったなあと思って。ニアに低く、良いシュートでした。最初のゴールがヘディングで、相手に当たっているので、しっかり自分で決めたいなというのを思っていた。それが後半、こういういい形で決められたので良かったです」